新浜 レオン さん
国際関係学部 国際関係学科 2018年度卒業
演歌・歌謡歌手
歌手になった今も学生時代の経験は自分の財産。
大学での学びを活かして、
演歌・歌謡曲の魅力を若者や世界に伝えたい。
100周年を機に制定されたこの新しいタグラインは、
大東文化大学のあるべき姿を表現しています。
大東文化大学は、創立以来、
漢学をはじめとする様々な文化との出会いを通じて
社会を豊かにすることを目指してきました。
文化と向き合って100年。
地域・領域・時代を超えた多彩な文化が交差し、
出会う場へ。
今日も新しい価値が生まれている。
その真ん中には、いつも、大東文化大学がいます。
真ん中に文化がある。
大東文化大学
活躍する大東人SP
2023.02.06
1923年(大正12年)の設立以来、多くの優秀な人材を輩出してきた大東文化大学。
年代も活躍する分野も多様な本学の卒業生たちに、大学時代の思い出から現在の活動スタイルまで、貴重な話をお聴きしました。
新浜 レオン さん
国際関係学部 国際関係学科 2018年度卒業
演歌・歌謡歌手
歌手になった今も学生時代の経験は自分の財産。
大学での学びを活かして、
演歌・歌謡曲の魅力を若者や世界に伝えたい。
──新浜さんは、子どもの頃から演歌・歌謡歌手を目指していたのですか?
新浜:父が演歌歌手のため、演歌・歌謡曲は身近にある環境でしたが、子どものときはプロ野球選手になりたいと思っていました。小学生の頃から野球に打ち込み、高校も地元・千葉県内の野球強豪校に入学して、甲子園を目指していました。でも、残念ながら高校の3年間で甲子園出場を達成することはできなくて。結果として、プロ野球選手になる夢もついえてしまいました。
──そこからなぜ、歌手の道を歩むことになったのでしょうか。
新浜:父の存在が大きなきっかけです。幼い頃から演歌・歌謡曲に触れ、僕自身もこのジャンルの音楽が大好きでした。甲子園出場の夢が破れた後、ふと興味が湧き、父の仕事を“カバン持ち”として手伝うようになりました。その中で、人に感動を届ける歌手という仕事の素晴らしさや、歌一筋で家族を支えてくれた父の偉大さを改めて実感しました。僕も父のようになりたい。そう思ったことで、本気で歌手を目指すことに決めたのです。
──高校を卒業後、大学進学を選んだのはどうしてですか?
新浜:家族の勧めもあり、自分の将来と向き合うためにも、大学の4年間でさまざまなことを学ぼうと思ったからです。歌手を目指すと家族に告げたとき、母から大反対されました。父の苦労をそばで見てきたからでしょうか。母はそれまで僕の夢を一番に応援してくれていたのですが、歌手になるという夢だけはどんなに力説しても認めてくれませんでした。僕自身は父の仕事を手伝ったり、音楽の専門学校に通ったりすることで、いち早く歌手の道に進もうと考えていたのですが、父も母も「まずは大学に行って見聞を広めなさい」と大学進学を勧めました。大学でさまざまなことを学び、経験し、それでもなお歌手になりたいという気持ちが強いのなら、そのときにデビューの道を模索すればいい、と。
──なぜ、大東文化大学を選んだのですか?
新浜:演歌・歌謡曲の魅力を若者や世界にも伝えられる歌手になりたいと考えていたため、語学や世界各国の政治経済・文化などを学べる大学に行ければと思いました。大東文化大学の国際関係学部国際関係学科では、英語やアジアの言語を学びながら、アジア各国の文化や社会、ビジネスについて学べます。この大学でなら自分の目標に近づく学びができると感じ、大東文化大学に進学しました。
──どのような学生生活を送りましたか?
新浜:歌手を目指して下積みの活動も行っていたため、忙しくも充実した学生生活でした。大学時代には父の楽曲のバックコーラスを務めたり、チバテレの番組でアシスタントMCを務めさせていただいたり、大学の合間にさまざまな芸能活動にも取り組んでいました。先生方や友人は、そんな学業と夢の両立を応援してくれました。ゼミ合宿への参加やアジアへの理解・関心を深めるイベント「ASIA MIX(アジアミックス)」に出店したことなど、大学では貴重な時間を過ごすことができました。歌手としてメジャーデビューを果たした今も、学生時代の経験や思い出は僕の財産です。
──学生生活の中で、特に印象に残っている出来事はありますか?
新浜:ミスター大東コンテストでグランプリをいただいたことが、最も印象に残っています。コンテストに応募したのは、歌手として演歌・歌謡曲を若い世代にも届けたいと当時から強く思っていたため、多くの学生の前で歌う機会を得たかったから。実際のコンテストでは、自己PRのコーナーで森田公一とトップギャランさんの「青春時代」を歌いました。演歌歌手のコンサートのように会場内を練り歩き、観に来てくれた学生一人一人と握手をしながら歌を披露したところ、会場は大変盛り上がり、グランプリを受賞することができました。その後、僕の周囲でもカラオケで歌謡曲を歌う友人が増えたのですが、僕の歌を通じて演歌・歌謡曲の魅力を若い世代に伝えることができたことに大きな成功体験を感じ、自信につながりました。歌手としての自分の使命と可能性を再確認し、思いを新たにした原点とも呼べる経験です。
──新浜さんの今後の目標を教えてください。
新浜:NHK紅白歌合戦のステージに立ち、ファンの皆さまと共に新しい景色を見ることが今の一番の目標です。日本全国に歌を届けることで、「新浜レオン」を応援してくださる皆さまに恩返しができたら嬉しいですね。大学ではゼミも含め、英語の会話力を鍛え、アジアの文化理解を深めてきました。いずれは大学での学びを活かして、世界の方々に向けて活動を展開し、演歌・歌謡曲の魅力と日本の文化を伝えていきたいと考えています。
──最後に、後輩たちへメッセージをお願いします。
新浜:一つの夢が叶わなくても、必ずどこかで新しい道が開けますから、悲観しすぎずに前を向いて歩いてみてください。前を向いてさえいれば、きっと違う道で成功できるはずです。僕自身、プロ野球選手になるという夢に破れ、歌手という新たな道に進みました。最初に本気で追い求めていた夢は叶いませんでしたが、歌手としてさまざまな仕事に挑戦させていただく毎日はとても楽しく充実しています。夢が叶わなかったなと落ち込んでしまったときは、僕のことを少しでも思い出していただけたら嬉しいです。一度夢破れた僕自身が新たな夢や目標を達成していくことで、みなさんにエールを送り続けられるよう頑張ります!
【活躍する大東人100周年記念スペシャル】
新浜レオン さん メッセージ動画
演歌・歌謡歌手
(国際関係学部国際関係学科 2018年度卒業)