学生取材企画
2023.11.21
【学生取材企画】~お祭りでSDGsをもっと身近に~ 学生取材スタッフが板橋区民まつりを取材しました!
2023年10月21日(土)・22日(日)に「板橋区民まつり」が開催されました。
今年で52回を迎える「板橋区民まつり」では、昨年の実施に続いてSDGs未来都市いたばしの具現化に向けた取り組みである、「ひろえば街が好きになる運動」、「フードドライブ(フードバンクいたばし)」「プラごみ削減プロジェクト」が実施されました。
今回は、我々学生取材スタッフが参加した「板橋区民まつり」でのSDGsに関する取り組みの様子をレポートします!
第52回板橋区民まつり
会場内にて、「ひろえば街が好きになる運動」が開催!
拾う体験を通じて捨てない気持ちを育て、捨てない人を増やしたいとの思いを込めて、日本たばこ産業株式会社による「ひろえば街が好きになる運動」が今年も実施されました。全国各地の自治体、学校、ボランティア、各催事の実行委員会や参加団体などと協働して、市民の方々に清掃活動への参加を呼び掛けるもので、2004年5月から全国各地のお祭りやイベントで実施しています。
「ひろえば街が好きになる運動」本部
まずは「ひろえば街が好きになる運動」本部でごみ袋とトングを貰い、お祭り会場周辺でごみ拾い運動を行いました。係の人が通行人にごみ拾い運動の呼びかけを積極的に行っていることが印象的でした。
筆者も呼びかけに応じ、ごみ拾い開始。30分ほど街を回った結果、空き缶やペットボトルをはじめ、たばこやビニール、お弁当のプラ容器など様々なごみを回収し、ごみ袋はいっぱいになりました。
トングには「視点を変えれば、世の中は変わる。」「『ひろう』という体験を通じて、『すてない』気持ちを育てたい。」との記載があり、この言葉に筆者も感銘を受け、ごみ拾いに対する意識が変わったように感じます。
- 小さなお子さんもごみ拾いに参加
- トングに記されたメッセージ
ごみを拾った後は本部に戻り、ごみの分別を行いました。分別を参加者自身が行うことにより、分別の知識が得られて勉強になると感じました。また親子で分別をしている様子も見受けられ、たくさんの子どもが実際にこのような体験をし、継続することで、未来の環境をよりよいものにしていくのではないでしょうか。
分別後にはトングとごみ袋は回収され、参加者にはオリジナルエコバッグとウェットシートが配布されました。
- 分別用ごみ箱
- 参加者にはオリジナルエコバッグとウェットシートを配布
「フードドライブ」で食を通じて他者と繋がる?(フードバンクいたばし)
フードドライブとは、家庭で余った食料品を学校や職場などで集めてフードバンクや慈善団体に寄付する活動のことで、集まった食料品は被災地や貧困者、養護施設等に届けられます。
フードドライブブース
「ひろえば街が好きになる運動」の隣のブースでは、フードバンクいたばしさんによるフードドライブが行われていました。ブースでは集まった食料品のジャンル分けやPCへの打ち込み作業が行われていました。この日はお祭り2日目だったため、1日目にブースを見て2日目に食料品を持ってくる方もいたようです。
- フードドライブ受付ボックス
- フードバンクいたばしスタッフ
またこの日の3日後には大東文化大学でもフードドライブが行われ、学内で集まった食料品は板橋区役所を通してフードバンクいたばしさんのもとへ届けられました!
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環境への配慮でずっと続くお祭りへ!「プラごみ削減プロジェクト」
板橋区では、板橋区民まつりで発生するプラスチックごみの排出量削減に取り組んでいます。楽しくて環境負荷も少ない持続可能な区民まつりにするため、「プラごみ削減プロジェクト」を行っており、具体的には、①リユースカップの導入、②マイボトルの使用可能、③紙容器での提供と再利用の3つの取り組みを行っています。
- 区民まつりの様子
- エコステーションではリユースカップも貸出
最後に会場内にある地元小学校の校庭に移動し、プラごみ削減プロジェクトの様子を見に行きました。こちらの会場は大勢の人であふれており、会場内にあるエコステーションというブースに行くと、会場内で利用できるリユースカップの貸し出しを行っていました。
使い終わったカップの洗浄は専門業者の方が徹底した衛生管理の下で行っているので安心!衛生管理もしっかりされているので、誰もが気軽に参加できるように感じました。取材中もカップを借りていく方が多く見受けらたうえ、リユースカップの他にマイボトルを使用している方もいたので、プラごみ削減に力を注いでいることがうかがえました。
- リユースカップ
- 紙容器
またプラごみ削減の取り組みはこれらだけでなく、食品提供の際に、容器が紙やパルプといった燃やせる容器で提供されていたので、プラごみ削減だけでなく紙ごみの再利用に努めている様子もうかがえました。
おわりに
筆者、お祭り×SDGsがナイスアイディアだなと感じています。お祭りであれば誰でも気軽に参加できますし、同時にSDGsについて体験しながら学べるなんて、まさに一石二鳥なのではないでしょうか。
SDGsと聞くと難しく考えてしまうかもしれませんが、イベントとコラボレーションすることで、自分一人だけでなくみんなで学ぶことが出来るのも魅力のひとつだと感じています。「板橋区民まつり」に参加出来なかった皆さんも、この記事を読んで少しでもSDGsについて興味をもっていただけたら幸いです。
皆さんもこの機会に一度SDGsについて調べてみてはいかがでしょうか?
本記事作成にあたり、御協力いただいた皆様に感謝申し上げます。
※本記事は100周年記念プロジェクトを学生が取材、発信していく「学生取材企画」によるものです。
学生取材企画ディレクター:西脇港斗
クルー:成田朱里