Professor

教員紹介

佐藤 勇一

研究分野 哲学 フランス哲学 間文化現象学

担当講義 「哲学(西洋思想のあゆみ)」「倫理学」「哲学(認識論基礎)」「フレッシュマンセミナー」「社会学史」「社会科学の歴史」「宗教社会学」「社会学特殊講義Ⅱ」
学歴・略歴 1999年 立命館大学文学研究科哲学専攻博士前期課程修了
2000年 立命館大学文学部一号助手
2002年 京都衛生専門学校非常勤講師(~2006年)
2003年 長尾谷高等学校非常勤講師(~2004年)
2004年 洛南高等学校非常勤講師(~2016年)
2005年 立命館大学文学研究科西洋哲学専攻博士後期課程修了 博士(文学)
2006年 立命館大学産業社会学部非常勤講師(~2010年)
2006年 立命館大学文学部非常勤講師(~2016年)
2008年 兵庫県立総合衛生学院非常勤講師(~2016年)
2016年 国立高等専門学校機構福井工業高等専門学校一般科目教室(人文社会科学系)准教授
2023年 大東文化大学社会学部社会学科准教授
所属学会 日本現象学会、日仏哲学会、メルロ=ポンティ・サークル、日本ミシェル・アンリ哲学会、関西倫理学会、関西哲学会、立命館哲学会
学位 博士(文学)
主な研究業績

【共著】

■『視覚と間文化性』、加國尚志・亀井大輔編、法政大学出版局、2023年(担当:佐藤勇一「視覚の狂気とイカロスの眼差し-メルロ=ポンティ、ビュシ=グリュクスマン、マーティン・ジェイにおける視覚体制と間文化性」)

■『ミシェル・アンリ読本』、川瀬雅也・米虫正巳・村松正隆・伊原木大祐編、法政大学出版局、2022年(担当:佐藤勇一、「8 アンリと文学 ①文学作品から引用するアンリ 真理への入口」「主要著作解題 2『身体の哲学と現象学―ビラン存在論についての試論』(一九六五)」)

■『メルロ=ポンティ読本』、松葉祥一・本郷均・廣瀬浩司編、法政大学出版局、2018年(担当:佐藤勇一、「『道程2 1951-1961-50年代のメルロ=ポンティ』」

Phenomenology and the Problem of Meaning in Human Life and History, L'ubica Ucnik and Anita Williams (eds.) Verlag Traugott Bautz GmbH, 2017.(担当:Yuichi SATO, A Cursed Philosopher: How Merleau-Ponty interprets Bergson and Christianity)

■『文明と哲学』第5号、日独文化研究所編、こぶし書房、2013年(担当:佐藤勇一、「言葉と沈黙-フランツ・ファノンをめぐって」)

 

【共訳書】

■マーティン・ジェイ、『うつむく眼』、法政大学出版局、2017年

■メルロ=ポンティ、『メルロ=ポンティ哲学者事典(第3巻):歴史の発見・実存と弁証法・「外部」の哲学者たち』、白水社、2017年

ほか。

 

【論文】

■佐藤勇一、「円、線、空白――メルロ=ポンティとインゴルドの術語を借用したp4cに関する考察――」、『立命館大学人文科学研究所紀要』第126号(立命館大学人文科学研究所)、2021年

■佐藤勇一 、「Some secret involuntary encounters: A quarter century after Downcast eyes」、『立命館大学人文科学研究所紀要』第118号、2019年

■佐藤勇一、中川雅道、「福井高専における子どもの哲学(p4c)の初実践について : 附録(対話文学起こし、ワークシート記述)付」、『福井工業高等専門学校紀要 人文・社会科学』第52号、2018年

■佐藤勇一、「エコノミーと自然法をめぐる間文化的考察―モンテーニュの新大陸とケネーの中国――」、『立命館大学人文科学研究所紀要』114号、2018年

■Yuichi SATO, “The Way of the Reduction via Anthropology: Husserl and Lévy-Bruhl, Merleau- Ponty and Lévi-Strauss,” Bulletin d’analyse phénoménologique (PoPuPS, Liège université),2014.

ほか。

 
学生へのメッセージ

東松山キャンパスの周りには多くの樹々があります。時折そうした場所を散策するといいかと思います。木漏れ日が揺れる森の中や大きな樹の下には、慌ただしさの中で普段は見失いがちな、踏み迷ったり、立ちすくんだりできる大切な時間が流れています。切り株の年輪から長い時間を感じることもできるでしょう。詩人長田弘の言うように、あくせく生きてもわれわれは一本の樹に満たない間しか生きません。大学の4年間という期間は、過ぎ去ってみるとあっという間かもしれませんが、ぜひ、森の中や大きな樹の下にいるような「長い時間」を生き、一生の糧となる「大切な時間」としてください。