概要
大東文化大学は書道教育に力を入れており、書道を教育ブランドの一つとして掲げていることから、〝書の大東〟と呼ばれています。この〝書の大東〟としての始まりは、昭和から平成にかけて書壇に一時代を画した書家の故・青山杉雨教授(文化勲章受章)が1950年代後半より大東文化大学で教鞭を執られてからになります。
その後、1969年には大学の主旨である「東洋文化の振興」に基づき、書道を社会的に貢献させるため書道文化センター(現:書道研究所)が開設され、初代所長に青山教授が就任されました。
青山教授が就任されてからは「書道の振興と書技の向上」を目的とし、これまで一般や高校生を対象にした書道講座や2024年に第65回を迎えた全国規模の展覧会など、さまざまな事業を展開してきました。書道研究所は今年で設置55年と半世紀以上の歴史を誇ります。
また、2000年には全国の大学で初の「書道学科」が開設され、今年で25年を迎えます。全国で活躍している卒業生も多く、日本最大の総合美術展覧会である日展では、例年光彩を放つ結果を残しており、青山教授のイズムは卒業生に脈々と継承され続けています。
本学は2024年に創立100周年を迎えました。書道を教育ブランドとして掲げている本学が、伝統芸術である書道を恒久的に振興させていくことは、本学の果たすべき責務と認識しています。
本企画は、前回から装いも新たに〝書の大東〟が誇る日本藝術院会員の教授陣3人による古典学習法や創作論の一端を垣間見ることができます。2カ年にわたり行い、本年が1回目になります。内容は今まで学んできた古典や古典の好みの変化、近年興味を持つようになった古典について取り上げています。
通信書道講座では動画で個人学習し、受講者は3書体の中から1書体を選択し、添削を受けられます。動画DVDのみのお求めも可能です。なお、DVDは2枚1セットになります。
講師
□篆 書:髙木聖雨(文化功労者、日本藝術院会員、本学名誉教授、日展理事)
□行草書:星 弘道(日本藝術院会員、本学文学部書道学科元特任教授、日展理事)
□仮 名:土橋靖子(日本藝術院会員、本学文学部書道学科元特任教授、日展理事)
内容
□一般のための通信書道講座
・「篆書(権量銘)」、「行草書(王鐸)」、「仮名(高野切第一種)」の中から、学習したい書体(古典)を申込時に1つ選択してください。
※基本的に添削は3書体の中から1書体を選択し1回のみ可能。
ただし、2書体目もしくは3書体目の添削を希望される方は、1書体毎に1,000円を申し受けます。
その場合も、添削は1書体につき1回までです。
・選択した書体(古典)の申し込み後の変更はできません。
・テキストと一緒に送付するDVDを視聴し、個人学習を行います。
・添削は、臨書課題(半紙)のみ行います。
今回のDVDで渉猟された古典
・髙木聖雨…権量銘、楼蘭出土残紙、五一広場東漢簡牘
・星 弘道…王羲之(姨母帖・寒切帖)、顔真卿(祭姪文稿・争坐位文稿)、米芾(苕渓詩巻)、王鐸(臨王羲之秋月帖・臨王羲之不審清和帖)、淳化閣帖、木簡(尹灣漢簡)
・土橋靖子…高野切第一種、一条摂政集、寸松庵色紙、継色紙
□DVD のみ希望される場合
・DVD のみの有償頒布も行っています
申込期間・申込方法
2024年12月1日(日)~2025年1月10日(金) まで
□通信書道講座の申し込みが当方の想定を上回る場合は、抽選になる可能性があります 予めご了承ください。
□申し込みは、所定の用紙をFAX(03-5399-7346)、郵送、もしくは本学HPの該当お知らせ欄内にある「Googleフォーム」から申し込みください。
料金
受付終了後、当方から振込用紙を送りますので、現金を送付しないようにしてください。
DVDは2枚1セットです(①篆書、行草書 ②仮名、創作揮毫シーン)
□一般のための通信書道講座:8,000円(DVD、添削代、その他テキスト資料代含)
□DVDのみ希望される場合:6,000円
□料金の納入は、テキストと一緒に振込用紙を同封しますので、2月12日までに払込ください
通信講座受講の方
①講座申込〆切〈2025年1月10日(金)〉終了後、1月20日(月)〜24日(金)の間に、当方から動画を収録した「DVD」、「課題古典テキスト」、「添削券」、「振込用紙(受講代)」を発送
②受講者はDVDを参考に課題を練習
③【課題提出】提出する半紙に添削券を貼って書道研究所まで送る
※3書体の中から基本的に1書体のみ。添削を受ける書体は申し込み時に選択すること
DVDのみ
□申し込み〆切後に、「DVD」および「振込用紙」を送ります
1月末を目処に発送いたします 予めご了承ください
注意事項
□本講座で使用するDVDの著作権は大東文化大学書道研究所にあります。購入者以外の方への複製(コピー)、譲渡、転売、レンタル、上映などの目的で利用することは法律で禁止されて
います。くれぐれも取り扱いには注意してください
⃞ 通信添削は各講師が指定した先生が行います。
⃞ 提出課題は、半紙判(333×242ミリ)のみです 半懐紙や条幅(半切)サイズは不可です。ご注意ください。
⃞提出課題は、折った状態で送っていただいて構いません。
⃞ 送付方法は、宅配便でも郵送でも構いませんが、メール便は不可とします。
追跡機能のある宅配便やレターパックなどを推奨します。
⃞講座を受講するにあたっては、普段使用している筆や墨、紙で構いません。
⃞ 提出時に貼る添削券については、予め受講生のお名前等を印字しテキストと一緒に送ります。
以上
問い合わせ先
大東文化大学書道研究所内「書への眼差し-大東文化大学の書-」 係
〒175-8571 東京都板橋区高島平1-9-1
Tel:03-5399-7345 Fax:03-5399-7346
E-mail:shodoevent@jm.daito.ac.jp
個人情報の取り扱いについて
本学では、個人情報の保護に関する法律を遵守し、個人情報の適正な取り扱いおよび最善の管理対策を講じるよう努めております。本企画にてご提供いただいた個人情報は、「学校法人大東文化学園個人情報の保護に関する規程」にもとづき運用され、本企画や書道研究所のイベント関連の案内をさせていただく際に利用させていただきます。