新型コロナウィルス感染拡大防止のため、3月7日・14日の講座を中止します。
比企地域大学等連携協議会と埼玉東上地域大学教育プラットフォーム(TJUP)では、東武東上線沿線に所在する大学の専門家により、多彩なテーマでリレー方式の講座を開催します。
会 場:東松山市総合会館303会議室(東武東上線 東松山駅から徒歩7分)
申 込:不要(直接会場にお越しください)
定 員:各回50名(先着順となりますので、あからじめご了承ください)
受講料:無料
共 催:比企地域大学等連携協議会・埼玉東上地域大学教育プラットフォーム(TJUP)
東松山市
2月15日(土)
10:00~11:30 地球観測衛星で森林を観測し、地球温暖化を阻止する
【講 師】島田 政信(東京電機大学 理工学部 教授)
人工衛星にのせたレーダーは雲に覆われる熱帯林を観測します。定期的に観測することで、熱帯林の変化(減少や増加)を把握でき、我々の直面する地球温暖化の抑制に貢献することができます。
1)人工衛星を用いてどのように地球表面を観測するのかその原理を学びます。
2)カメラやレーダで地球表面がどのように映るのかを学びます。
3)地球環境に関する最近の問題について学びます。
4)森林減少がなぜ地球温暖化に関係するのかを学びます。
5)宇宙から森林減少をどのように観測するかを学びます。
6)その他
2月29日(土)
10:00~11:30 絵が語る 言葉が魅せる 心が踊る
【講 師】相沢 和恵(山村学園短期大学 子ども学科 専任講師)
子どもと楽しむ児童文学パートⅡ ―絵本を中心として-
絵本を読み合うことは楽しさを読み手と聞き手が分かち合う行為です。さあ絵本の魅力をたっぷり味わいましょう。
演題をみて「えっ?」と思った方がおられるかも知れません。本来は「絵が魅せる・言葉が語る」かも・・・。いえいえこの講座にご参加いただき改めて、絵本やその他の児童文学について、今までとは違った視点からその魅力に迫ってみませんか?
13:00~14:30 無縁墓――多死社会の葬祭と祭祀はどうなる
【講 師】古橋 達弘(大東文化大学 国際関係学部 講師)
多死社会とは、人口の大部分を占めている高齢者が平均寿命などに照らして死亡する可能性の高い年齢に達すると共に、人口が減少していく社会形態を指しています。
2040年代には年間の死亡者数が最大を迎えると考えられていますが、このような社会の変動は子孫による継承を前提としてきた墓をめぐり、墓を継承できない、墓を継承する者がいないといった理由で無縁墓となってしまう問題を招いています。
一方で、伝統的な墓に対する意識や葬祭・祭祀の仕方も変容してきているのも事実ですが、墓は維持されなければ存続することが出来ません。
本講座では、このような墓にまつわる現状と問題を取り上げ、解説します。
14:45~16:15 特別支援教育の教材とは?-見て触って学ぼう-
【講 師】阿部 崇(東京家政大学 子ども学部 准教授)
障害等による特別な支援を要する子どもたちはさまざまです。そのため、その子どもの特徴に合わせた教材が必要となります。本講座では、特別支援教育で実際に使用している教材を見て、触って、体験してもらいたいと思っています。教材使用の体験を通して特別な支援を要する子どもたちについて、あるいは特別支援教育について学びを深めてもらいたいと思っています。特別支援学校に限らず保育園、幼稚園、小・中・高等学校、施設等でご勤務されている方、あるいは現在特別支援学級や特別支援学校に通われている方やその保護者の方もどうぞご参加ください。また、これまで特別支援教育とは縁が無かったが興味があるという方もぜひご参加ください。お待ちしております。
3月7日(土)【中止】
10:00~11:30 家庭でできる健康体操〜365歩のマーチで楽しく運動しよう〜
【講 師】高橋 琴美(武蔵丘短期大学 健康生活学科 教授)
「健康のためにも運動をしよう!」と思ったときに、あなたは何をしますか?ウォーキング?水泳?どれも正解です。やってみよう!と思った運動を、無理することなく実際にやってみることが大切なのです。しかし、時には「何かやってみたいけど、1人で出かけて運動するのはちょっと気が進まないなぁ。」と思うこともあるかも知れません。せっかく「運動してみよう」と思ったのに、その気持ちがしぼんでしまうのはもったいないですよね。そこで今回は特別な場所・道具を使わなくてもできる健康体操を紹介します。聞きなじみのあるメロディーを口ずさみながら、ご家庭で簡単に体操ができるといいですよね。ぜひ覚えて実践してみてください。
13:00~14:30 日中食文化交流史 ―食のルーツ、再発見。
【講 師】池間 里代子(十文字学園女子大学 語学教育セクター教授)
日本には中国から伝来し、受容・定着した文化が様々な分野で見られます。例えば、「漢字」の受容から「カタカナ」「平仮名」へ変容させて、和語表記に応用したことなどが知られていますが、文字だけでなく、衣食住の広い範囲にわたり大きな影響を受けています。
本講座では食文化をメインに取り上げます。私たちが「純和食」だと思っている食べ物の中には、中国から伝わったものが散見されます。例えば、味噌・納豆(浜納豆)・豆腐から、うどん・蕎麦・寿司、さらには茶・和菓子(羊羹や饅頭)に至るまで、中国由来の食がたくさんあります。これらを映像やパワーポイントを用いて、時には実物を観察しながら再発見していきましょう。
3月14日(土)【中止】
10:00~11:30 楽しいまちづくり、生活づくりのヒント
【講 師】大平 滋(立正大学 社会福祉学部 教授)
少子高齢化社会の急速な進展、産業構造の急激な変化とともに、地域社会や個人生活において、さまざまな課題が山積している。具体的な人口動態の予測のもとに、地域社会のあり方や個人生活のあり方を考える。特に、高齢化や地域の人口減少などの課題に前向きに取り組んでいる地域の実践や新しい生活のあり方、産業のあり方を紹介する。人生100年時代の生き方を考える。
Ⅰ、楽しいまちづくりのヒント
コミュニティ再生と地域内循環型経済へ
○地域再生をめぐる新たな動き
社会交流欲は商いと街を元気にする
○商店街の役割 〇人口減少社会への戦略
Ⅱ、楽しい生活づくりのヒント
○成熟化社会 ○人生100年時代の生き方 ○さまざまな無形な資産
13:00~14:30 食を通した地域振興の実践と課題
【講 師】平口 嘉典(女子栄養大学 栄養学部 専任講師)
地域には魅力あふれる農産物や特産品がありますが、まだまだ広く知られていないものも多くあります。地域の農産物や特産品に磨きをかけ、それらの魅力を発信していくためにはどうすればよいのでしょうか。講座では、人口減少・高齢化といった地域の課題について概観した後、県外で取り組まれている地域振興の事例を紹介します。さらに、女子栄養大学食文化栄養学科の学生たちがチャレンジする地域振興の事例を紹介し、食を通した地域振興の課題と方向性を探ります。地域振興に関心のある方はもちろん、地域の食材や料理に関心のある方にもお聴きいただきたい内容です。地域の魅力を掘り起こし、「食」を通して地域振興を図る方法について、皆さんで一緒に考えてみましょう。