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テコンドーの第12回世界大学テコンドー選手権が25日から韓国で行われ、テコンドー部の笠原江梨香選手が銀メダルを、山田勇磨選手が銅メダルを獲得した。
・男子54kg級 青木壮史朗選手(スポーツ科学科2年)
1回戦 アメリカ 5-10で敗れる
・男子58kg級 山田勇磨選手(国際文化学科3年)
1回戦 サウジアラビア
2回戦 イラン
準々決勝 サイプロス
準決勝 タイ 1-3で敗れる
・女子46kg級 山田美諭選手(英米文学科1年)
1回戦 インドネシア
準々決勝 2-4で敗れる ベスト8
・女子49kg級 笠原江梨香選手(英米文学科4年)
1回戦 オーストラリア
準々決勝 モンゴル
準決勝 トルコ
決勝 台湾 1-5で敗れる
談話
青木壮史朗選手
メダルを獲るという意識の差を感じた。国際大会でのメダル獲得を目標に今後の練習を国際基準で積んでいきたい。
山田勇磨選手
アジア選手権に続いて今回もメダルを獲得出来て嬉しい。しかし2回戦のイラン戦では相手のパワーに負けて追い込まれてしまったり、自分の弱いところがたくさん出てしまった。練習で強化して、次はもっと良い色のメダルを獲りたい。
山田美諭選手
アジア選手権後に徹底して練習した成果は出せたがアジア選手権の時と同じ技で負けてしまった。これからしっかりと練習して次の目標に向かって頑張りたいです。
笠原江梨香選手
銀メダルという結果に悔しさはありますが、今大会で得たもの、そして課題点を無駄にせず、五輪の舞台でしっかりと結果を残したい。
金井洋監督
本大会は学生の世界選手権とはいえ各国ナショナルチームのメンバーやロンドン五輪出場予定の選手も多く出場していた。その中で、笠原、山田勇磨がメダルを獲得したことの意味は大きい。笠原、山田兄弟は2週間前のベトナムでのアジア選手権の経験を生かし短期間で最大限に伸ばすことができた。
山田勇磨は初戦から延長に突入するという苦しい試合が続いたが、特筆すべきはテコンドーを国技とする強豪イランを2回戦で倒したことだ。準決勝はロンドン五輪アジア予選1位の台湾に屈したが、山田勇磨は国際大会の度に成長を見せている。
笠原は2週間前のアジア選手権での悔しさを晴らしての銀メダルを獲得した。特に準決勝でのトルコ戦は圧巻だった。決勝では強豪台湾に敗れたが、我々は敗れるたびに強くなれる。この悔しさをバネに五輪で飛躍したい。本大会で欧州の強豪トルコを含めて4試合できたことは五輪前に大きな経験とすることができた。
山田美諭の初戦インドネシアはロンドン五輪予選にも出場している選手だったが、持ち味を生かし相手を寄せ付けず勝利した。準々決勝の韓国戦は終始山田ペースだったが、本当に惜しい試合だった。
青木は初戦で米国に敗れたが、もともと持つ天性の素質を国際基準の努力を積むことでメダルに近づけるということを実感できたはずだ。
これまで「大東から世界へ」と日本代表を目標の一つにしていたが、既にもう一段上に意識を上がっている。より良い色のメダルを目指して今後も挑戦していく。