２月３日、本学体育連合会主催リーダー研修会にて、2000年シドニーオリンピック柔道競技ゴールドメダリストである井上康生氏（現全日本柔道連盟強化委員会男子監督）、並びに全日本柔道連盟強化副委員長の木村昌彦氏（横浜国立大学教授）による基調講演があった。
　井上氏は、自己の輝かしい経験よりも「挫折」や「苦悩」に焦点をあて、「努力」や「感謝」の気持ちの大切さを語り、「己に勝つ」ことこそが先ずは大きな課題であり、そのために「努力を惜しんではいけない」ことを参加した各運動クラブの主将・主務に訴えた。
　また、木村氏は「チームのマネジメントを司る立場の者は、自分の幅を横に縦に少しずつ広げていくことが肝要。そうすることで、自分の役割や立場は劇的に変わっていくはず」と強調した。
　終始木村氏は軽快な語りで、「チームマネジメントにおける成功の秘訣」を学生達に伝授。学生たちは固唾を呑んで木村氏のトークに引き込まれていた。