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7月22日から27日まで韓国、春川市で開催された韓国オープン選手権で鈴木セルヒオ選手(国際関係3年)が24日(大会3日目)男子58㌔級で銅メダルを獲得した。
日本代表として派遣された鈴木選手は、3回戦で昨年の世界大学選手権優勝の比国選手を破る大金星を挙げると、続く準々決勝の韓国戦にも勝ち、メダルを確定。準決勝で韓国選手に惜敗したものの3位表彰台を獲得した。男子58㌔級の中川貴哉選手(スポーツ科4年)、女子49㌔級の山田美諭選手(英米文4年)はともに韓国選手に敗れ2回戦敗退。
なお本大会は、リオデジャネイロ五輪予選に関わる世界ランキングポイント対象大会(G2 ※)に指定されており、72カ国・地域から2,500名が出場している。 ※世界ランキングポイント対象の国際オープン大会としては最高ランク
鈴木選手のコメント
世界選手権、豪州オープンで悔しい思いをしたが、今回は自分がメダルを獲る自信とイメージがあった。両親や周囲の方々のサポートが力に変わっているのを本当に実感した。このようなレベルの高い大会でのメダル獲得は初めてで、良い報告ができるのはとても嬉しい。
これからも金井監督の指導のもと、テコンドー部の仲間とともに練習に励み、次は銅メダルではなく金メダルを持って帰りたい。応援ありがとうございました。
金井監督のコメント
鈴木は『命を削って戦う』と宣言し、本大会に挑んだ。韓国オープンは他の国際大会に比べ優勝候補である韓国選手の参加が多く、勝ち上がるのがとても難しい。世界ランク上位選手も多数出場した男子58㎏級には63名がエントリーした激戦階級だったが、最終的にメダルを獲得した4人の中で、鈴木以外は皆韓国人選手だった。
3回戦で昨年の世界学生選手権優勝の比国選手を敗っての銅メダルはとても価値がある。また、世界選手権、豪州オープン、そして本大会の活躍で、リオデジャネイロ五輪の代表選考に『実力で』名乗りを上げたと言える。中川貴哉、山田美諭ともにユニバーシアード、本大会と不本意な成績に終わったが、必ず巻き返す。選手たちの頑張りに応えるべく自分も頑張っていく。