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10月18日から20日までギリシャで開催されたギリシャ国際オープンテコンドー選手権大会(G1)男子58kg級で、本学テコンドー部の前田秀隆(スポーツ科1年)がノーシードから勝ち上がり、優勝しました。この大会には35ヶ国から1070名が参加しました。
前田選手は準々決勝ではユース五輪代表選手、準決勝では世界ランク18位のギリシャ代表選手を降し、全試合圧勝の末、金メダルを獲得しました。
この大会は世界各地で開催されているオープン大会の1つで、成績に応じてランキングポイントが付与されます。本学からは前田選手のほか、男子58kg級に小森サイオン選手(国際文化2年)、女子49kg級に岸田留佳選手(国際関係2年)が出場しました。小森選手は2回戦敗退、岸田選手は準々決勝で五輪ランキング9位のベトナム選手に敗れ5位でした。
また、この大会には本学OBも出場。本間政丞さん(17年度スポーツ科卒/ダイテックス)は男子68kg級で銅メダルを獲得。前田寿隆さん(18年度英米卒/クラフティ)は男子63kg級準々決勝で敗れ5位となりました。
なお、ギリシャ国際オープンと同日程で、ブルガリア・ソフィアでは「ワールドグランプリ・ソフィア大会」が開催され、本学卒業生の山田美諭さん(2016年度英米卒/城北信用金庫)が出場しました。五輪ランキング上位30人が出れる本大会で、初戦のオランダ選手を破ると、2回戦では五輪ランキング2位の韓国選手にも20-10で勝利、準々決勝で中国選手に敗れ5位に終わりました。
競技結果
■男子58kg級
前田 秀隆(スポーツ科1年)金メダル獲得
1回戦 ギリシャ(第12シード)24ー2 PTG
2回戦 クロアチア(第5シード)40ー10PTG
準々決勝 ドイツ(第4シード)39ー6 PTG
準決勝 ギリシャ代表選手(第1シード)22ー11
決勝 ギリシャ(第3シード)30ー9 PTG
小森サイオン(国際文化2年)第8シード
2回戦敗退 クロアチア 17ー32
■ 女子49kg級
岸田留佳(国際関係2年)第8シード
1回戦 フィンランド 28ー6 PTG
準々決勝敗退 ベトナム(第1シード)10ー24
ベトナム選手は優勝
※PTG=ポイントギャップ。2ラウンド終了時点以降で20点差がついた場合、試合終了となる勝敗の判定方法。
選手コメント
前田秀隆選手コメント
大東文化大学に入学して、またシニアで初の国際大会で優勝でき嬉しい。常に自分のペースで戦い抜くことができたが、後半になるにつれて崩されそうになる場面が多かったことは今後の課題だった。次の試合までに克服して更に上を目指していく。
監督コメント
金井洋監督コメント
前田秀隆は全5試合中4試合をPTG勝ち(20点差によるコールド勝)で決めている得点力は驚異的で、ジュニアからシニアに上がって初めての国際大会で鮮烈なデビューだった。
練習よりも試合本番でより力を発揮するタイプ。試合中に危うい場面もあったが、基礎体力をさらに上げ、着実に強化していく。
岸田、小森はメダルに届かなかったが、この経験を活かし五輪選考に臨んで欲しい。