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関口ゼミ、株式会社良品計画の本社と板橋南町22店舗を訪問

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 株式会社良品計画は、無印良品の製品を通じて、消費者の「衣・食・住」を支えています。具体的には、シンプルで機能的な衣料品、品質と手軽さを兼ね備えた食料品、そして実用性に優れた家具や収納用品を展開しています。これらの製品は、日常生活を豊かにする提案として幅広いニーズに応えるものであり、多方面から人々の暮らしを支える役割を果たしています。

 このような株式会社良品計画の事業内容や取り組みをより深く理解するため、関口ゼミでは2024年12月17日に同社への企業訪問を実施しました。訪問では、本社および板橋南町22の大型店舗を見学させていただきました。同社は2024年2月に本社を移転しており、最新鋭の新オフィスを見学する貴重な機会を得ました。また、板橋南町22の店舗は関東最大級の大型路面店であり、同社の店舗運営方針や実践を学ぶ重要な場となりました。

 本社見学では、人事部の長嶋敦子様より、同社のこれまでの歩みや経営方針などについて詳しくお話しいただきました。同社が「素材の選択」「工程の点検」「包装の簡略化」を重視していることを学び、これらが製品品質を支える基本要素であることがわかりました。また、自社ブランドで「衣・食・住」の商品を一貫して展開する強みを持つことも確認できました。さらに、「誰もが手に取りやすい価格で、誠実な品質と倫理的価値を持つ商品やサービスを提供すること」や、「店舗を地域のコミュニティ拠点とし、地域課題に取り組むこと」という二つの使命についても説明があり、同社の経営方針の深さを理解することができました。

 板橋南町22店舗の見学では、同社の経営方針がどのように現場で実践されているかを伺うことができました。店長の奥昇己様や部門マネージャーの埋橋光様からは、店舗コンセプトとして「日常生活の基本を担う」「地域と行政との‘つながり’」を重視している点について詳しくお話しいただきました。また、「タウンミーティング」や「板橋のいっぴん」など、地域の方々との連携を重視した取り組みを実際に目にすることができ、地域社会に密着した活動が店舗運営の中心にあることを実感しました。これらの取り組みは地域の活性化や課題解決に寄与しており、同社の経営方針が現場で具体化されていることがわかりました。

 今回の本社および店舗見学を通じて、関口ゼミの学生は株式会社良品計画が「小売業を楽しみながら地域活動に取り組む」という独自の魅力を持つ企業であることを深く理解しました。特に、ビジネス活動を通じて地域社会の活性化や課題解決に貢献するという姿勢に感銘を受けた学生も多くいました。この訪問は、企業の経営方針や実践を学ぶだけでなく、学生たちが将来のキャリアについて考える貴重なきっかけにもなりました。

 最後に、今回の訪問を快く受け入れてくださった株式会社良品計画の皆様に深く感謝申し上げます。特に、事業説明を行ってくださった長嶋敦子様、板橋南町22での店舗案内と取り組みを説明してくださった奥昇己様、埋橋光様には心より御礼申し上げます。この場を借りて、貴重な学びの機会を提供してくださったことに改めて感謝いたします。