第19回英語スピーチコンテスト(大東文化大学主催、埼玉県・大東文化大学青桐会後援、カシオ計算機株式会社・丸善雄松堂株式会社・株式会社アルク協賛)の本選が11月3日、大東文化会館ホール(東京都板橋区)で開かれた。今年のテーマ “Diversity” をめぐって、予選審査を勝ち抜いた高校生(全国)10人、大学生(大東生)10人が熱弁をふるい、高校生の部では、本庄第一高等学校2年の関萌花さんが埼玉県知事賞(最優秀賞)を獲得した。関さんのスピーチのタイトルは“Overcoming Challenges”。「本選に出場でき大変嬉しく思います。今日までネイティヴの先生と沢山練習を積んできました。今持っている精一杯の力で一人でも多くの人に私の思いを伝えられるよう臨みました 」と喜びを語った。一方、大学生の部では、英語学科3年の森下莉帆さんが青桐会長賞(最優秀賞)を獲得し、さらに2部門トップの学長賞にも輝いた。森下さんのスピーチのタイトルは“If a Race Can Be Diverse and Inclusive, Why Can’t Our Society?”。中学時代、運動会で目の当たりにしたクラス対抗全員リレー、そこにはハンデーキャップのある女子走者がスタートラインに立っていた。この光景はまさに我々が目指すべきdiverse and inclusiveな社会だと確信したという。「これからの日本社会がどうあるべきか、今一度考え直すきっかけになれば」と力強く呼びかけた。
審査の合間には、特別企画として本学外国語学英語学科生を対象に募集した「#Diversityフォトコンテスト」の入賞作品が披露された。姫田麻利子英語学科教授は、「今日の大学生にとって、写真は日常的なコミュニケーション手段の1つとなっている。言葉によらない表現の工夫について考え、Diversityに対する意識を高めてもらうために、このコンテストを企画した」と語った。
司会進行は英語学科4年の飛松春香さんのリズミカルな英語で行われた。審査後、本選審査委員長の小川エリナ英語学科准教授による講評が行われ、最後に鈴木敬了英語学科主任は「歴史的に見ると英語そのものがdiversityである。今回のスピーチは個人の経験や体験に基づく重要なメッセージばかりだったので、さらに表現のdiversityを高めてもらいたい」と出場者を激励し、本コンテストを締めくくった。
本選受賞者は次の通り(敬称略)。
◆2部門共通
学長賞 森下 莉帆(外国語学部英語学科3年)
◆高校生の部(全国)
埼玉県知事賞/最優秀賞 関 萌花(本庄第一高等学校2年)
優秀賞 實方明日希(埼玉県立坂戸高等学校1年)
優良賞 井上 咲季(大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎1年)
奨励賞 熊谷 杏香(川崎市立橘高等学校3年)
◆大学生の部(大東生)
青桐会長賞/最優秀賞 森下 莉帆(外国語学部英語学科3年)
優秀賞 直江 政幸(外国語学部英語学科3年)
優良賞 露木 恵(外国語学部英語学科3年)
奨励賞 松村 悠香(外国語学部英語学科2年)
◆本選出場者(発表順)
〔高校生の部〕
中陣 春菜 埼玉県立春日部女子高等学校1年
井上 咲季 大阪教育大学附属高等学校天王寺校舎1年
白川 剣都 茨城県立竹園高等学校3年
菊谷 真理 東京都立国分寺高等学校2年
小野菜々子 淑徳高等学校1年
小林 怜以 東京都立新宿山吹高等学校3年
實方明日希 埼玉県立坂戸高等学校1年
須田陽菜子 川崎市立橘高等学校3年
関 萌花 本庄第一高等学校2年
熊谷 杏香 川崎市立橘高等学校3年
〔大学生の部〕
小川 晴菜 外国語学部英語学科3年
千葉紗智子 外国語学部英語学科3年
直江 政幸 外国語学部英語学科3年
山口 夏子 外国語学部英語学科2年
松村 悠香 外国語学部英語学科3年
今泉 渉 外国語学部英語学科3年
露木 恵 外国語学部英語学科3年
佐藤 千春 外国語学部英語学科3年
澤井 力斗 スポーツ・健康科学部スポーツ科学科3年
森下 莉帆 外国語学部英語学科3年