は、中学校の部活動および中学生の地域スポーツクラブ活動における指導者及びクラブの運営に関する質的向上を目指し、指導者・生徒が安心・安全にスポーツ活動に取り組むことが出来るようにするための地域スポーツクラブ活動指導者認定制度である。子ども達のスポーツ指導現場では未だに指導者の不適切な指導による各種問題が散見される。これらの諸問題の根絶を目指し、中学生のスポーツ活動がより健全なものとなるよう、中学校の部活動および中学生の地域スポーツクラブの指導に携わる者を対象として地域スポーツクラブ活動の指導・運営の質的向上を目指す。
地域スポーツクラブ活動に携わる指導者へ、スポーツ科学領域の各科目群から捉えたジュニア期のスポーツコーチングを中心に包括的な学びを提供することで、生徒が安心・安全のもとで明るく元気にスポーツ活動に取り組むことが出来るようになることを目的とするプログラムである。
履修証明プログラム
Voice
Overview
概要
身に付けることのできる能力
- 生徒が安心,安全に部活動に取り組むことができるようにする知識や技能
- スポーツ科学のエッセンスを取り入れたジュニア期のスポーツコーチングスキル
修了時に付与される
資格など
- 1. 履修証明書
- 2. 大東文化大学サーティファイド地域スポーツクラブ活動指導者※
※大学独自資格
- 受講対象者
-
下記のいずれかに該当する方
- 学校教育法第90条に規定する大学に入学することができる方
- 現職が中学校教員である方(公立・私立は問わない)、あるいは各地域において中学生を対象としたスポーツクラブ活動に従事している方,もしくは今後従事する予定がある方
- 受講期間
-
2024年10月~2025年3月(6カ月)
必修科目授業時間数60時間
- 受講料
-
¥30,000(必修科目のみ)
- この他自由選択科目として4科目8時間の対面科目を追加することができます。
(1時間1,500円、教材費別途)
- この他自由選択科目として4科目8時間の対面科目を追加することができます。
- 修了要件
-
必修科目全60時間の履修および資格認定試験の合格による修了認定(ただし、履修時間が必修科目の総授業時間の4/5に満たない場合、資格認定試験を受けることはできない)
Curriculum
カリキュラム
basic必修
科目名 | 実践方法 | 授業時数 | 担当教員 |
---|---|---|---|
中学校におけるスポーツ活動の意義・役割 | オンライン | 3時間 | 小出 高義 |
地域スポーツクラブ活動指導ガイドライン | 森 浩寿 | ||
ヨーロッパのクラブ事情 | 高橋 進 | ||
スポーツインテグリティ | 森 浩寿 | ||
地域スポーツクラブの管理・運営 | 高橋 進 | ||
ジュニア期のスポーツコーチング | 鹿島 丈博 | ||
ジュニア期のスポーツ栄養学 | 蕪木 智子 | ||
体育・スポーツ史 | 春日 芳美 | ||
安全管理と救急法 | 中村 正雄 | ||
スポーツ科学入門 | 横矢 勇一 | ||
スポーツ医学(基礎) | 福島 斉 | ||
スポーツ医学(応用) | 福島 斉 | ||
スポーツ生理学 | 宮城 修 | ||
スポーツバイオメカニクス | 川本 竜史 | ||
スポーツ心理学 | 田中 博史 | ||
スポーツトレーニング | 湯浅 康弘 | ||
トップアスリートのコーチング(事例紹介) | 佐藤 真太郎 | ||
アスレティックコンディショニング(理論) | 高橋 将 | ||
生徒の多様性とコーチング | 工藤 保子 | ||
スポーツ指導のリスクマネジメント | 森 浩寿 |
advanced自由
科目名 | 実践方法 | 授業時数 | 担当教員 |
---|---|---|---|
スポーツトレーニングⅠ(持久力系) | 対面・演習 | 2時間 | 只隈 伸也 |
スポーツトレーニングⅡ(瞬発力系) | 湯浅 康弘 | ||
アスレティックコンディショニング(実践) | 高橋 将 | ||
地域におけるスポーツ推進の現在(埼玉県) | 対面 | 公益財団法人埼玉県スポーツ協会 |
- 「地域におけるスポーツ推進の現在(埼玉県)」はスポーツ総合センター(埼玉県上尾市東町三丁目1679番地)にて開催
その他対面科目は東松山キャンパス(東武東上線高坂駅からスクールバスで7分)にて開講。
Tutor
講師紹介
-
鹿島 丈博(かしま・たけひろ)
- 科目:
- スポーツ科学科 准教授
- 体操競技部部長
- 日本体操協会 男子体操ジュニア強化部長
- 2008年北京オリンピック 男子体操団体総合銀
- 2004年アテネオリンピック男子体操団体総合優勝・あん馬3位
-
春日 芳美(かすが・よしみ)
- 科目:
- スポーツ科学科 准教授
-
蕪木 智子(かぶらぎ・ともこ)
- 科目:
- 健康科学科 教授
- 管理栄養士
- 男子バスケットボール部栄養管理スタッフ
-
川本 竜史(かわもと・りゅうじ)
- 科目:
- スポーツ科学科 教授
- 東京大学大学院総合文化研究科修了(学術博士)
- (一財)全日本大学女子サッカー連盟理事長
- 日本バイオメカニクス学会理事
- 日本フットボール学会理事
-
工藤 保子(くどう・やすこ)
- 科目:
- スポーツ科学科 准教授
- 女子バスケットボール部 部長兼監督
- 26年間(公財)笹川スポーツ財団で全国調査やボランティア運営等担当
- 研究テーマ:女性スポーツ、スポーツ政策、スポーツボランティア
- 日本スポーツとジェンダー学会 理事
- 一般社団法人スポーツ・コンプライアンス教育振興機構 理事
- 埼玉県スポーツ推進審議会 委員
-
小出 高義(こいで・たかよし)
- 生涯スポーツ論による体育授業研究
- スポーツ科学科 教授
- 長野県にて中学校・高等学校の保健体育教諭として勤務(19年間)
- 長野県陸上競技協会より指導者功績賞(2002年)
- 長野市・北信中学校体育連盟事務局長(2005年)
- 北海道マスターズ陸上競技選手権最優秀選手賞(2014年)
- 旭川市スポーツ振興計画懇談会審議委員(2015年 11月~2017年3月)
-
佐藤 真太郎(さとう・しんたろう)
- 科目:
- スポーツ科学科 准教授
- 大東文化大学陸上競技部監督(短距離、フィールド)
- 日本オリンピック委員会強化スタッフ(陸上競技)
- 日本オリンピック委員会強化スタッフ(ボブスレー、リュージュ、スケルトン)
ボブスレー競技でソチオリンピック出場(ボブスレー)、陸上競技では100mで埼玉国体を優勝した経験がある。コーチとして東京オリンピックの陸上競技日本代表の育成に関わった。
コーチ学とスプリントトレーニングについて研究している。 -
髙橋 将(たかはし・しょう)
- スポーツ科学科 講師
- 女子陸上短距離実業団選手(2020東京オリンピック日本代表)の専任トレーナー
- 公益財団法人 全日本柔道連盟 教育普及・MIND委員会(知的障がい者柔道振興部会)委員
-
高橋 進(たかはし・すすむ)
- 健康科学科 教授
- 講道館柔道 七段
- 高等学校教諭・副校長として勤務
- IJF インターナショナル・レフリー
- 全日本柔道連盟 教育普及MIND委員会 委員長
- 講道館指導員
-
只隈 伸也(ただくま・しんや)
- スポーツ科学科 教授
大東文化大学時代に箱根駅伝を4年連続で走り、2区区間賞、関東インカレ4種目(1,500、5,000、10,000、20k)優勝。卒業後はヤクルト本社で全日本実業団駅伝4位入賞、ロードリレー世界選手権日本代表。仙台育英高陸上部監督を経て、1999年から母校を指導。2000年から監督を務め、2018年に総監督就任。箱根駅伝では、日本テレビ、NHKで解説を担当し、現在、ラジオ日本解説者。研究分野は、有酸素系トレーニング、ジュニア期のトレーニング、コーチング(陸上競技長距離)。
-
田中 博史(たなか・ひろし)
- 科目:
- スポーツ科学科 教授
- 大学院スポーツ・健康科学研究科 教授
- スポーツ振興センター 所長
- 男女バレーボール部 部長
- 日本バレーボール学会 副理事長
- 日本バレーボール協会ハイパフォーマンス委員 会メンタルユニット
-
中村 正雄(なかむら・まさお)
- 科目:
- スポーツ科学科 教授
- Medic First Aid® インストラクター(Basic/Pediatric)
- Wilderness Medical Association International Wilderness First Responder
- Rescue 3 Japan Technical Rope Rescue Technician Level
- Rescue 3 Japan Swiftwater Rescue Techni cian Level 1
- 公益社団法人 日本キャンプ協会 安全対策委員会委員長
- Wilderness Risk Management Japan 理事
-
福島 斉(ふくしま・ひとし)
- 科目:
- スポーツ科学科 教授
- 日本整形外科学会専門医
- 日本スポーツ協会公認スポーツドクター
- PHICIS(Pre-Hospital Immediate Care In Sport) Level 2
- 日本ラグビーフットボール協会セーフティーアシスタント
- 膝関節外科(手術件数1500件。うち前十字靭帯再建術300件)
- 日本臨床スポーツ医学会最優秀論文賞(2015年)
- 大東文化大学女子サッカー部部長
- 釜石シーウェイブスラグビーフットボールクラブ チームドクター
-
宮城 修(みやぎ・おさむ)
- 科目:
- スポーツ科学科 教授
- 大東文化大学 男子サッカー部 部長
- 公益財団法人 日本サッカー協会 フィジカルフィットネスプロジェクトメンバー
- 公益財団法人 日本サッカー協会公認A級ジェネラルコーチ
- 公益財団法人 全日本スキー連盟公認スキー指導員・検定員
-
森 浩寿(もり・ひろひさ)
- スポーツ科学科 教授
- 日本スポーツ法学会理事
- 日本体育・スポーツ政策学会理事
- 日本教育法学会理事
-
横矢 勇一(よこや・ゆういち)
- 科目:
- スポーツ科学科 准教授
- 男子バレーボール部監督
- 埼玉県バレーボール協会理事
- 日本バレーボール協会情報企画委員
- 国際バレーボール連盟公認コーチ(レベルⅡ)
-
湯浅 康弘(ゆあさ・やすひろ)
- スポーツ科学科 准教授
- 日本トレーニング指導者協会 資格認定委員会委員
- 一般社団法人 日本サッカーサイエンス研究会 理事
- NSCA認定ストレングス&コンディショニング スペシャリスト(CSCS)
- 日本トレーニング指導者協会 上級トレーニング指導者(JATI-AATI)
- 中学校教諭一種免許状/高等学校教諭専修免許状(保健体育)
- 前任大学におけるトレーニング指導の他、オリンピック代表、プロアスリートのパーソナルトレーナーとして指導歴多数
-
(公財)埼玉県スポーツ協会
埼玉県におけるスポーツを振興し、県民生活の向上・発展に寄与するため、4つの公益目的事業(生涯スポーツ振興事業、競技力向上事業、スポーツ少年団事業、スポーツ総合センター管理運営事業)と2つの収益事業(大宮公園スポーツランドの運営、埼玉アイスアリーナ管理運営)を行う公益法人です。県内の各種目別競技を統括する47の競技団体、県内市町村を統括代表する63の体育協会・スポーツ協会、さらに県内の学校体育等を統括する6のスポーツ団体が加盟し、「まず参加たのしくスポーツみんなが主役」をキャッチフレーズに活動しています。
地域スポーツクラブ活動指導者サーティフィケートプログラムでは、小中学生を対象としたプログラムなどを事例に、地域におけるスポーツ推進の体制と施策について、実地を踏まえた講義を担当していただきます。
Schedule