公開講座/Extention Lecture
2024年度公開講座
2024年度 秋の公開講座
- 期間
- 2024年11月14日(木)、11月21日(木)、11月28日(木)
- 時間
- 13:00~15:00
- 場所
- 大東文化会館
- 会場
- 3階 K-302研修室
- 交通
- 東武東上線『東武練馬駅』下車 徒歩3分
- 受講料
- 無料
- 定員
- 30名(先着順)
- 受付期間
- 10月15日(火)~10月25日(金)
定員になり次第締め切りといたします。
上記期間以前の受付はいたしません。
受付が完了しましたら、ご連絡を差し上げます。
お申し込み日から3日以内に受付完了のメールが届かない場合は、お手数ですが、メールもしくはお電話にてご連絡をお願いします。 - 申込方法
- インターネットメールのみにて受付
※以下の項目を明示の上、お申込ください。
1.受講希望回、日程(複数の申込みが可能です。)
2.郵便番号
3.住所
4.電話番号
5.氏名(フリガナ)
6.年齢
- 申込先
- E-mail : tokenji@ic.daito.ac.jp
- 注意事項
- ・受付は先着順とさせていただきます。
定員を超過した場合は、やむを得ずお断りの連絡を差し上げることになります。あらかじめご了承ください。
・駐車・駐輪はできません。お車、バイク、自転車でのご来場はご遠慮ください。 - 問合せ先
- 大東文化大学東洋研究所
TEL: 03-5399-7351 FAX:03-5399-8756 Email:tokenji@ic.daito.ac.jp
第1回 2024年11月14日(木) 13:00~15:00
募集定員に達しましたのでお申込の受付を終了いたしました。
- 講師
- 東洋研究所教授 鈴木 隆
- テーマ
- 台湾統一をめぐる中国・習近平の政治論—台湾政策、政治構想、歴史認識
近年、日本社会では、中国による台湾への武力侵攻が懸念されています。ロシアのウクライナ侵略が「プーチンの戦争」とも呼ばれるように、強権指導者の歴史認識と領土観念は、21世紀の今日でも、戦争の惨禍をもたらします。
台湾問題をめぐり、習近平・中国国家主席がどのような意見をもっているのか。その理解は、東アジアの平和を考える上で、喫緊の課題といっても過言ではありません。こうした問題意識に基づき、本報告では、習近平氏の台湾認識を検討します。
第2回 2024年11月21日(木) 13:00~15:00
募集定員に達しましたのでお申込の受付を終了いたしました。
- 講師
- 東洋研究所兼任研究員、大東文化大学外国語学部日本語学科・大学院外国語学研究科日本言語文化学専攻非常勤講師 オレグ・プリミアーニ
- テーマ
- NHK大河ドラマ『光る君へ』とその時代
NHK大河ドラマ『光る君へ』の舞台は、王朝文化の最盛期、十一世紀初めの一条天皇の時代です。中宮定子に仕えた清少納言の『枕草子』、藤原道長の娘・中宮彰子入内ののちには、紫式部『源氏物語』をはじめ、和泉式部や赤染衛門など、後宮の女房の文学が花ひらきます。「三船の才」の藤原公任、能書の藤原行成、藤原斉信、源俊賢ら、道長を支えた「寛弘の四納言」の逸話を深堀りし、ドラマを百倍楽しみたいと思います。
第3回 2024年11月28日(木) 13:00~15:00
募集定員に達しましたのでお申込の受付を終了いたしました。
- 講師
- 東洋研究所兼任研究員 浜口 俊裕
- テーマ
- 枕草子「香炉峯の雪」章段とその受容
10世紀後半の平安時代、大雪の日に、一条天皇の中宮定子が女房の清少納言に「香炉峯の雪いかならむ」と問うと、清少納言は中国中唐の『白氏文集』をふまえて御簾を高く巻き上げたので、中宮や女房たちに賞賛されたことを『枕草子』に綴っています。この小話が中世から昭和時代までどのように広がり、受容されたか、文学・絵画・教育の面から紹介していきます。長久の時を越えて今に生きる古典文学の世界に分け入ってみましょう。
2024年度 夏休み公開講座
受講生募集は終了いたしました。
東洋を知ろう! ― テキストを補うもの ―
思想や教義が記されたテキスト(書籍や文書)は、その内容や性質が一度定められると、新たに生まれた需要に対して、上手く対応できなくなることがあります。そうしたテキスト上の不足はどのように補われ、新たな思想や教義の根拠となっていったのか。高校生・大学生以上の年齢層を対象に、大東文化大学東洋研究所の研究員が具体的に解説します。
第1回 2024年7月20日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所准教授 田中 良明
- テーマ
- 孔子が語ったことにされた「性」の話
孔子は人間の本質である「性」について、あまり言及していません。その後、孟子の性善説や荀子の性悪説の影響を受けて、漢代以降には「性」の議論が活発化していきます。そこで新たに生み出された性説は、『論語』の載る孔子の発言を根拠としました。本講では、中国における性説の展開とともに、その過程に見られる『論語』解釈の変遷を確認することで、限定された経典の記述内容が補足され、新たな思想の根拠となっていく様子を確認します。
第2回 2024年7月27日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所准教授 髙橋 あやの
- テーマ
- 占いの書から哲学の書へ―『易』の経典化とその後
『易』は占いの書であり、儒教の経典でもあります。六十四の卦(記号)があり、それぞれに占辞がありますが、これらがいつごろ、どのような段階を経て成立したのか、はっきりしたことはわかっていません。また成立後も、テキストの解釈をめぐって様々な説が生まれました。本講座では『易』が中国古代の人々にとってどのような存在だったのかについて、出土文献や代表的な易説を取り上げながら紹介します。
第3回 2024年8月3日(土) 10:30~12:00
- 講師
- 東洋研究所教授 栗山 保之
- テーマ
- 預言者ムハンマドの言行録
アッラーの啓示はムハンマドを通じてのみくだされ、ムハンマド亡き後、それはもはやくだることはありませんでした。残された人びとは、すでにくだされた啓示を集成してコーランを編纂しました。しかしその後、このコーランを補完する必要を感じるようになった人びとは、コーランにつぐテキストを求めました。こうして誕生したテキストが、ハディース、すなわち預言者ムハンマドの言行録です。本講座では、このハディースがうまれた背景とその作成過程、さらにはその内容や利用などについて紹介したいと思います。