Professor

教員紹介

田口 悦男

【自己紹介】
英語に触れたのは中1の時でした。ハイカラな若い女の先生の発音の美しさに感動し、それが、英語を仕事に選んだ遠いきっかけとなったように思います。大学では、先輩や友人、先生方との出会いの中で、「人としてのありよう」を教えてもらいました。時折、1か月分の給料のほとんどを、学生との飲み会に使い果たしてまで、学生との触れ合いを大切にしていた先生もおられ、本学の学生と向き合う姿勢はそこで学んだように思います。

 

【学生へのメッセージ】
日本のすばらしさを伝えるテレビ番組を見ると、日本人として居心地の良さを感じます。一方で、日本にあまり興味のない方や、時には日本に批判的な見方をする人々もおります。日本人の皆さんには、海外の事情や異なる文化を理解して、背景の異なる人々と上手にお付き合いができる能力を磨いていただきたいです。「理解する」ことは無理に「好きになる」ことではなく、「ちがう」ということを理解することだとは誰かの名言です。
留学生の皆さんには、苦労しながら日本で学んでいらっしゃることに敬意を表します。皆さんが、お互いをリスペクトし、国や文化の違いを理解しながら、個人として確かな友情を育む機会を持っていただけたら嬉しいです。

 

【ゼミの卒業研究テーマ】
・日英の感謝表現の違いに関する研究―映画の吹き替え版から見た日英文化の比較―
・13歳からバイリンガルとして発達するということ―ある中国語母語話者のケーススタディ―
・男女入れ替わり作品における役割語の使われ方と時代経過による役割語の変化
・子供をバイリンガルとして育てるということ―あるバイリンガル児童の言語学習過程から見えてくるもの―
・日本語学習者と母語話者の発話の分かりやすさとフィラーに関する探索的研究―異なるタスクが発話に与える影響―
・臨界期を過ぎた英語学習におけるネイティブレベルの発音習得