去る6月2日〜4日、ASIA MIX(アジアミックス)が今年も開催されました。ASIA MIXとは、大東文化大学国際関係学部主催で行われる初夏の恒例イベントで、学生のアジアへの理解をより一層深める機会の提供、また上級生・下級生間の交流の場を提供することを目的としています。
主な会場は、野外催事場として用いられているキャンパスプラザで、昼休みにはアジア各国の様々な芸能が披露され、夕方には料理祭会場にもなりました。アジア各国の芸能と料理祭は、大東文化大学国際関係学部の地域言語(9言語)にちなんだ9ヵ国のものを、それぞれ開催期間の3日間で振り分け、各日3カ国ずつ楽しめるようになっていました。
催事と料理祭のメニューは次の通りです。
昼休み企画 料理祭メニュー
6月2日
・中国雑技
・タイ(グリーンカレー、ガイ・パッ・メ・マムホン、カノブアロイ)
・コリア(プルコギ、トック、イカと野菜のチヂミ)
・パキスタン(ビリヤニ、和風チキンティッカ、チャイ)
6月3日
・ベリーダンス
・インド(キーマカレー、サモサ、マンゴーラッシー)
・インドネシア(ミゴレン、ガドガド、ピサン・ゴレン)
・イラン(アーシュレシュテ、キャバーブメイグー、バーミエ)
6月4日
・ガムラン演奏
・中国(麻婆丼、トマトの卵炒め、開口笑)
・エジプト(シャク、ターメイヤ、エジプト風揚げ菓子)
・ベトナム(フォー、茹で豚の葉っぱ巻き、チェー)
また、キャンパスプラザ横にある第二厚生棟の2階談話室では、メヘンディーペイント(ヘナタトゥー)体験やアジア雑貨の販売などが行われていました。
最終日の料理祭をのぞいてみたところ、すでに当日券2枚を残すばかりの大盛況で、会場は人で溢れかえっていました。料理は1枚のチケットで1日3ヵ国国の料理を食べることができ、全部で9品の料理をいただきました。肝心のお味はというと、日本人の舌に合う食べやすい味付けになっていました。日本人に合うようにアレンジされているとはいえ現地の雰囲気を味わうことができる、とても美味しいものでした。あいにく1日目、2日目には参加できませんでしたが、この分ではとてもおいしかったことが予想できます。
料理祭ではメニューの決定から食材の仕込み、提供までのほとんどを国際関係学部の一年生が中心となって動きます。上級生はサポートに回り、一年生の主体性に任せて取り組みます。近年希薄になりつつある学生間の縦のつながりも、国際関係学部においてはこういったイベントを通して自然と強固になります。
アジアの芸能は昼休みの公演ということもあって弁当片手に観覧する学生も多く、考えてみれば、昼食時に間近でこのような芸能に触れられるとは、なんと贅沢なことでしょう。また、普段の昼休みとは違うキャンパスプラザの様子に、大勢の学生が先行く歩みを止めて何事かと覗き込み、そのまま暫しの間じっと見入っていました。他学部学生に対する国際関係学部の活動アピールも大成功ではなかったかと思われます。
今回の催しを見て興味を持った学生は、後期に開催されるALSC(アジアンランゲージスピーチコンテスト)の運営にも是非加わってみてください。新しい発見や出会いがあるかもしれませんよ。