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国際関係学科国際文化学科

2014年度現地研修報告―韓国

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高麗大学校の一角

 私達26名の学生は鹿錫俊先生の引率で、2014年8月2日から8月22日までの約3週間、韓国のソウル特別市にある高麗大学校韓国語文化教育センターでの語学研修に参加した。韓国国内でもトップレベルの大学で実際学んでみて、日本とは違う学習環境に驚き、また滞在中は夏季休暇中であったのにも関わらず、自習室が満席になる程多くの学生が一生懸命勉強や研究をしている姿にとても刺激を受けた。

 授業は、私の場合6人で受けた為、講師の方が一人一人に細かく対応してくださり、質問もし易い素晴らしい環境だった。またその教室内では韓国語だけを使用する為、授業内容に加えて日本ではなかなか身に付けることのできない韓国の生活の中での会話表現を沢山身に付けることが出来た。

 授業後には、チムジルバン体験、サムルノリ体験、公演観覧などを通して朝鮮(韓)民族の伝統的な生活文化を身近に体験・見学することができた。また板門店見学では、未だに休戦中である北朝鮮との関係を緊迫した雰囲気の中で感じ、韓国がただ長い交流の歴史がある隣国というだけではなく、それ以上の意識を持つ重要なきっかけとなった。

釜山の海雲台海水浴場の夜

 

 自由研修旅行は、済州島や春川、慶州など韓国国内の様々な地域にグループごとで計画を立てて訪れた。私は友人と一緒にKTXに乗って釜山に行った。釜山では、東京のように近代化し発展したソウルとは違い、都市の中にも昔ながらの独特な韓国の生活形態や文化を生で感じることが出来た。海洋都市で有名なだけに、港や海水浴場が非常に充実していた。

 振り返ってみると、韓国の現地で過ごしたこの3週間は、何にも代えることの出来ない貴重な時間であった。日本で外国語を勉強するのと、現地で勉強するのとでは身に付く量がかなり違う。普通に生活しているだけでも勉強になることが沢山あり、韓国語をより深く学んでいくのに大きな糧となった。
 今回韓国現地研修の三週間で学んだことを忘れずに、これからの研究や韓国語勉強に大きく生かしていきたい。

文章:国際文化学科 山本早紀