9月24日、キャリア特殊講義(地域文化の探求)において「課題出し」が行われました。「地域文化の探求」は、東松山市役所とのPBL型の連携講座です。
▲東松山市役所環境産業部商工観光課の三村和之課長
今回の課題出しは、東松山市役所環境産業部商工観光課の三村和之課長にご担当いただきました。『観光振興基本計画』策定の背景や概要についての説明の後に、次のような課題が提示されました。
『東松山市観光振興基本計画』(平成27年3月策定)の内容を精査しこれまで東松山市が行ってきた観光施策の問題点を考察するとともに東松山市の観光を振興するための具体的な方策を提案してください。
受講者は、35名。次回の授業では、5人一組でチーム編成をします。それぞれがアイディアを出し、納得するまで話し合い、集団による課題解決の難しさを肌で感じながら解決策(処方箋)を模索していくことになります。
10月29日には、三村課長他の商工観光課の職員の方を前に中間発表を行い、最終報告会は、12月10日に東松山市役所で行うことになっています。
一見、川越や秩父のような観光資源に恵まれているとはいえない東松山市。言うまでもなく、観光振興は一筋縄ではいきません。授業には、東松山市を「はじめて知る」という学生も少なからず参加しています。そうした学生の新鮮なアイディアと、若い学生たちの「逆転の発想」に大いに期待したいところです。12月の最終報告会において、東松山市の森田市長はじめ多くの職員の方々を唸らせるような魅力的な解決案を提示できるかどうか。乞うご期待。