2015年10月8日の「南アジア地域研究４（現代南アジア経済論Ｂ）」の授業では、卒業生の西村彰平さんによる特別授業を行ないました。西村さんは2007年に本学を卒業し、卒業後の2年間はパキスタンのカラチにあるカラチ大学に留学をされていました。また2009年からはパキスタンの首都イスラマバードにある国際イスラム大学にも留学されるなど、卒業後もパキスタンと深く関わってこられました。現在は本学の元講師であるダーニッシュ先生とともに、パキスタンのマンディーバハーウッディーン市において小学校を設立し、日本語教育などを行っています。本授業では「私とパキスタン～大東文化大学からDaito Oriental School of Tomorrow（DOST）まで～」と題して、ご自身とパキスタンの関わりや現在のパキスタンでの生活などを話していただきました。

　授業では主に、西村さんが現在、パキスタンの小学校で行われている日本語教育などの取り組みやパキスタンの「衣・食・住」を写真と共に学生に分かりやすくお話し頂きました。

　また、国際イスラム大学在学中の2009年に大学内で起きた爆破テロ事件にも触れ、パキスタンが抱える問題についても当時の写真も交えながらお話し頂きました。アジアで活躍している卒業生のお話が聞けたことは、学生にとっても大きな刺激となったことでしょう。