以下に、金井洋監督による臨場感に溢れた報告を掲載します。見事な闘い振りであったことがよくわかります。
金井洋監督の報告
五輪世界ランキング67位の鈴木は第6シード、2回戦からの登場となった。2回戦でシンガポールに7-4で勝利、続く準々決勝は、第3シードのパレスチナに2-1で勝利した。
五輪出場枠に王手をかけた準決勝の対戦国は五輪世界ランク10位の中国となった。昨年の世界選手権、ワールドグランプリでいずれも銅メダルを獲得している中国は、本予選でも2回戦を12-0、準々決勝を9-1の圧勝で勝ち進んできた。
中国との準決勝は一進一退の攻防となり、第1ラウンド終了0-1、第2ラウンド終了1-1。同点で迎えた第3ラウンドで、中国が2点を取り1-3となったが、そこから鈴木が逃げる中国に猛攻をかけ、同点に追いつき延長戦となった。
延長は、ゴールデンポイント方式となり、惜しくも中国に得点を許し敗退した。中国は決勝に進み優勝した。中国をここまで追い詰めたのは鈴木のみだった。あと一歩のところで五輪枠を逃した。
鈴木セルヒオさんのコメント
負けることは考えていなかったので、悔しさがとても大きい。やるだけやったこの結果を受け止め前に進む。今日まで支えて下さった方々に感謝でいっぱいです。応援ありがとうございました。