2月11日、国際関係学部3年の阿部友里香さんが、ドイツのフィンステラウで開催されている2017パラノルディックスキー世界選手権大会1日目の「バイアスロン・ミドル」に出場、3位に入賞、銅メダルを獲得しました。フィンランド大会の金メダル、ウクライナ大会の銅メダルに続く、今シーズン3つ目のメダル獲得となりました。
「バイアスロン・ミドル」は、予選なしの1ラウンド。射撃は1回5発を4回行い、1発外すごとに1周150mのペナルティーループを周回するというもの。
阿部さんは、一回目の射撃をはずしペナルティ1となったものの、34分14秒3の好タイムでメダルを手にしました。優勝したのは、ウクライナのルリ・ウトキンス選手。32分50秒7。
阿部さんの談話
3回目の世界選手権で初めてメダルを取ることができて嬉しい。本日のレースでは、前回大会の良い射撃イメージを思い出して撃つことを心がけた。1回目の最終段で外したものの、弾痕のまとまりは問題なかったので、その後の射撃は自信を持って撃つことができた。これまで練習してきた成果だ。
滑りの方もコースにいるスタッフの指示をよく聞いて、リズムよく滑ることができたが、後半になってくるとフォームが徐々に崩れてくるので気をつけたい。まだコンディションを整えている途中なので、これから続くレースに向けてしっかり調整してレースに臨みたい。
ドイツ大会は、19日まで。3月には、ワールドカップ第3戦が韓国のピョンチャンで、そして第4戦が札幌で開催されます。阿部さんのメダル獲得はまだまだ続きそうです。大いに期待しつつ、学部を挙げて応援します。阿部さん、体調管理を万全にして、悔いの残らないよう頑張ってください。
※本記事は、NPO法人日本障害者スキー連盟のプレスリリース(2017年2月11日)情報をもとに作成しました。
Finsterau, Germany, will host the 2017 World Para Nordic Skiing Championships.
追記
2017年2月14日
バイアスロン・インディビジュアルでは、43分53秒5(P=3(2+0+0+1))の記録で4位に入賞。
2017年2月16日
男女クロスカントリー・ロング・クラシカル(立位・視覚女子15km)では、56分53秒6の成績で6位に入賞。優勝は、ウクライナのオレクサンドラ・コノノワの51分56秒9。
2017年2月18日
バイアスロン・スプリントで、5位に入賞しました。記録は20分32秒2、P=1(0+1)。
【阿部さんの談話】
本日のレースは2キロ×3周と短いのでスピードレースになった。1回目の射撃は満射で上位争いができていたものの、2回目でペナ1と射撃にミスが出てしまった。このバイアスロン・スプリントは満射を出さないと勝てないので、韓国のプレ大会までに修正していきたい。明日は今大会最後のレースとなるので最後まで諦めず頑張りたい。
2017年2月19日
クロスカントリー・ミドル・フリーで、8位に入賞です。記録は「21分42秒0」。優勝は、ウクライナのオレクサンドラ・コノノワ選手。19分30秒7。
【阿部さんの談話】
本日は前半から攻める気持ちでスタートをきったが、後半までスピードを維持できずタイムを落としてしまった。しかし以前に比べると、だいぶスケーティングも良くなってきているので、来月韓国で行われるプレ大会に向けてもう一度じっくり調整していきたい。応援ありがとうございました。