6月5日と6月6日の2日間にわたって「ASIA MIX 2018」が開催されました。ASIA MIXとは「楽しみながらアジアに関する関心・理解を高めよう」をコンセプトに、毎年行われている国際関係学部主催の料理祭です。国際関係学部創設時より毎年行われ、今年で30回目を迎えました。アジアの料理を通してアジアの文化を知ってもらうという目的で、学生スタッフが協力し、来場者に各国の料理を楽しんでもらいました。また、お昼休みには、アジアの芸能鑑賞や各研究班の催しが行われ、たくさんの方々にアジアの文化に触れてもらえた2日間となりました。
料理祭
ASIA MIXは、イベントの企画から運営までをすべて学生スタッフのみで行っています。イベントの目玉は、各国180食を提供する6ヵ国の料理屋台です。新入生も、4月から料理メニューを決めたり、屋台の装飾をしたりと、本番に向けて準備をしてきました。
国際関係学部創立間もない頃、「食」を通じて異文化理解を深めようと給湯室のコンロで各国料理をつくって食べたのがはじまりだそうですが、その精神は確実に今の学生にも受け継がれているようです。
料理屋台の他にも、学生がそれぞれ役割を果たしながらいきいきと活動している姿が印象的でした。チケット販売、整列・誘導係、タイムキーパー、清掃班、司会進行役もキャンパスプラザ中を盛り上げていました。
アジア芸能鑑賞
各研究班
地域研究学会には、正課のアジア地域研究から派生したさまざまな研究班があります。今回のASIA MIXでは、フェアトレード研究班、民族資料研究班、比較文化研究班の3班が出店して、イベントを盛り上げました。
比較文化研究班では、茶の湯の作法体験から自らお茶を立てる体験をしていました。おいしいお菓子とともにほっと一息できた学生もいたのではないでしょうか。
民俗資料研究班では、ゆず茶、マサラチャイ、ザクロ茶、ベトナムコーヒーなど様々な国のドリンクを販売、初日は暑さもあり、かなりの売れ行きだったそうです。
フェアトレード研究班では、ベトナムやカンボジアで仕入れた雑貨を販売していました。近くを通り過ぎる学生達も、見たことのない雑貨に興味津々な様子でした。
談話室
談話室ではメヘンディや古書販売が行われました。メヘンディとは、ヒンディー語で「ヘナで肌を染める」という意味です。ヘナという葉の成分を使って肌に色を塗りこんでいきます。この模様は1週間で消えます。
古書販売では、国際関係学部の先生方から提供していただいた本を、格安で販売しました。