国際関係学部の小尾淳先生の著書『近現代南インドのバラモンと賛歌-バクティから芸術、そして「文化資源」へ-』が、青弓社から刊行されました。
国際関係学部の授業で「アジアの舞踊と身体文化」(異文化理解クラスター)を担当する小尾先生が、博士論文の成果を世に問う力作です。
表紙には、画家で南インド料理家の武田尋善氏の装画が掲載され、本書の内容がこう記されています。
数百年間イギリス植民地支配下にあって
自国の文化の確立を切望したインドで、
連綿と宗教歌謡が生活に息づき、
自国の音楽に高い関心を寄せるのはなぜなのか。
長期のフィールドワークをもとに
音楽界や芸能と社会の関係性を包括的に考察して、
民族音楽的研究と南アジア地域研究の成果を
写真・図版とともに提示する。