国際文化学科の卒業生・山田岳さんが分担執筆した『パプアニューギニアの日本語教育: 40年の軌跡とその意義』が出版されました。
山田さんは、2003年3月に本学国際関係学部を卒業後、2005年7月~2007年7月に青年海外協力隊に参加しました。日本語教師隊員として、パプアニューギニアの高校で日本語を教えたり日本文化紹介等の活動を行いました。
本書は、1980年から始まったパプアニューギニアでの日本語教育について、歴代の協力隊員や関係者等の手記をもとに編まれた一冊となっています。歴代隊員の授業運営の様子だけではなく、活動時の苦労や葛藤、喜びややりがい等にも触れることができます。また、日本語教育にとって「辺境」の地であるパプアニューギニアで、「日本語を教えるのことの意義とは?」。そんな普遍的な問いに対しても、各手記から探ることができます。
これから海外で日本語教育に携わろうと思っている方、あるいは海外で途上国の人のために何かやりたい!という方にとっても、示唆に富む内容になっています。海外の日本語教育や海外青年協力隊に興味・関心のある方は、ぜひお手に取ってみてください。
(山田岳さんは,現在、大東文化大学東松山学生支援課に勤務しています。)