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国際関係学科国際文化学科

国際マーケティング論Bにおいて、東京海上日動火災保険株式会社から専門家を迎え、「宇宙事業とリスクマネジメント」をテーマに講義をして頂きました。

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国際マーケティング論B(江崎特任教授担当)の講義で、損保最大手-東京海上日動火災保険株式会社(2023年度経常収益:約7.4兆円) から宇宙保険の専門家を迎え「宇宙事業とリスクマネジメント」をテーマに講義をして頂きました

2024年11月12日に実施された国際マーケティング論Bの講義では、日本を代表する企業であり損保最大手の東京海上日動火災保険株式会社宇宙保険専門部長の吉井信雄氏をお招きし、「宇宙事業とリスクマネジメント“異次元のリスク引き受けます-宇宙産業支える影の立役者”」をテーマにご講演いただきました。

 

近年、民間企業による宇宙ビジネスが世界的に注目されています。2022年の世界の宇宙産業規模は約60兆円で、その約4分の3は民間衛星・打ち上げ関連が占めています。2040年には市場規模が150兆円に達すると予測されており、民間事業の拡大が見込まれます。

この拡大する宇宙産業において、「宇宙保険」は不可欠です。講義では、吉井氏より、宇宙事業におけるリスクマネジメントや宇宙保険の役割についてご講演いただきました。
受講した学生からは以下の意見や感想が出ており、学生たちは大きな刺激を受けた様子がうかがえます。

 

・宇宙空間のリスクには多大な不確実性が伴い、通常のリスク管理とは異なる独自のアプローチが求められる点が新鮮でした。

 

・宇宙ビジネスは、これからの産業の中で最も革新的で可能性に満ちた分野の一つだと感じました。特に、衛星を使ったデータ通信や地球観測は、地球上のさまざまな課題解決に貢献する可能性が感じられました。

 

・東京海上日動という大企業の方の貴重なお話を聞くことができて、3年生という就職活動をしている身としてとても良い時間となった。損害保険会社が、宇宙保険にも携わっていることにとても驚いた。そして、江崎先生がロケットの打ち上げに関わっていることにさらに驚いた。この規模の企業となると、政府なども話に出てきて、とても大きな話をしていると思ったが、自分がこのレベルに関わっていけると考えたらとても楽しいだろうなと感じた。

 

・また未知の要素が多い宇宙産業は予測ができないようなリスクが常に付きまとう。このような環境において保険は単なる金銭的補償だけでなく挑戦者たちの背中を押す重要な役割を果たしていることがわかった。この講義を受けて、新しい事に挑戦する事に興味が湧いた。