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国際関係学科国際文化学科

2011年度現地研修-中国

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 私たちは2011年8月17日~9月7日までの22日間中国で過ごした。海外へ行くのが初めてというメンバーも多く、期待と不安を胸に中国・上海へと向かった。
 今回、私たちの研修先の上海師範大学は交通の便が良くかつ緑豊かな恵まれた環境だった。午前中は2コマの中国語の講義、午後は基本的に自由行動で皆思い思いの時間を過ごしたようである。午前中の講義は1年次の復習が中心であったが、現地の生活に密着したフレーズを多く学び、午後にキャンパスを飛び出して実践といった感じであった。丁寧な講義のお蔭で積極的に中国語を使用することができた。
 とりわけ、午後の自由時間には学ぶことが多くあった。タクシーや地下鉄で市の中心部に出掛けたが、もちろん中国語しか通じない。買い物をするのにも食事をするにも学んだ中国語を思い出そうと必死に頭の中の抽斗を開けたり閉めたり・・・・伝えようとする姿勢の大切さを学んだ。特にスーパーマーケットを訪れることによって現地の生活を垣間見ることができた。

 最後に、研修の残り4日間を利用して旅行をした。今回、江南地方の無錫や南京、揚州、蘇州などいくつかの都市を巡った。この旅行では訪れた都市それぞれの歴史、食文化、特産品などに直接触れることができ、中国への理解をさらに深めるきっかけとなった。特に南京を訪れた際には「平和」と「友好」とを深く考えさせられた。決して日本の教室で教科書を読んでいるだけでは理解できない経験をした。
 この研修では異文化体験や語学力の向上のみならず、友人との親交を深めることもできた。これから現地研修に参加する皆さんには、現地の人々との交流はもちろんのこと実際の街の香りそして、その国が醸す薫りも感じ取って貰えたらと思う。
 最後に、研修でお世話になった鹿先生をはじめ現地の教員やサポーターの皆様に感謝申し上げたい。

堀田 燈