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国際関係学科国際文化学科

2011年度現地研修-ベトナム

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        2011年度現地研修報告:ベトナム班

ベトナム語の先生たちと一緒にベトナム料理作り(ハノイ)

  ベトナム班の現地研修は、2011年8月27日~9月16日の3週間にわたって行なわれました。参加者は女子9名、男子8名の計17人で、とても仲の良い団結力のある班でした。最初の2週間は首都ハノイの大学で語学研修を受け、残りの1週間で中部のフエ、南部のホーチミン市を訪問しました。
  ハノイ滞在中は、月曜から金曜まで毎日午前中に、国家大学のベトナム語科で語学の授業を受けました。先生方はいずれも、外国人へのベトナム語教育に熟練した方々で、自由な会話が中心の、学生を飽きさせない授業でした。現地でネイティヴの先生から説明を受けると、以前に日本の教室で学んだことも、改めて「なるほど」と実感できます。
 授業時間以外は、近郊の古い農村や陶磁器生産の村、日系企業などを見学したり、伝統芸術の水上人形劇を鑑賞したり、自由に市内見学をしたりと、いろいろな経験ができました。ハロン湾に行った時は、その絶景に目を見張り、皆で海水浴や山登りを楽しみました。
 仕事や留学で現地に滞在している大東文化大学の卒業生の皆さんも、「かわいい後輩」たちを歓迎して、何かと面倒をみてくれました。

「子どもの家」で交流(フエ)

 中部の古都フエでは、貧困層を支援している日本のNGO「ベトナムの子どもの家を支える会」(JASS)の案内で、「子どもの家」や山岳少数民族の村、JASSが運営する日本語学校などを見学しました。
 貧困家庭の子どもを預かっている「子どもの家」では、互いに歌や踊りを披露したり、一緒に料理を作ったりして楽しく交流しました。日本語学校に来ているベトナム人学生は、日本語のレベルが非常に高く、やはり語学をちゃんと勉強しなくては…と、刺激を受けました。
 中部はベトナムの中でも経済発展が比較的遅れた地域で、ハノイやホーチミン市との格差を実感できました。その中でも特に貧しい人々や、少数民族の暮らしを垣間見ることができ、個人旅行ではできない経験を得られました。

 研修に行く前は、ベトナムは貧しく危険で、衛生状態も悪いのでは…という不安もありましたが、最後に訪れたホーチミン市の発展ぶりは意外な程でした。みな開放感に浸って、おいしい料理やショッピングを堪能しました。
 僅か3週間の日程でしたが、まずは現地の空気に触れたこと、自分の目で現場を見たことが、研修の最大の意義だったと思います。みな「行って良かった」、「もっと居たかった」、という感想をもち、改めてベトナムへの関心をかき立てられました。