私達は9月27日~10月22日の26日間タイへ行ってきました。
(生徒16名・教員1名:計17名)
タイに到着してから10月16日までの間、ナコンパトム県にあるシンラパコーン(Silpakorn)大学にて研修を行いました。
平日は大学での研修、土曜日は観光、日曜日は終日自由行動というような日程でした。
大学研修後の10月17日からはチェンマイ・チェンライの観光をし、10月22日に帰国しました。
シンラパコーン(Silpakorn)大学はタイの国立大学のひとつで、芸術系で有名な大学です。その為、私達の授業もタイの芸術について学ぶことが多かったです。
タイ語の会話の授業の他に、タイの音楽やタイのマナー、タイ舞踊やタイの祭りについてなどの様々な事を学ぶことが出来ました。
また、現地の大学の学生がチューターさんとして私達の日常の面倒を見てくれました。
授業に一緒に参加するだけでなく放課後はご飯を食べたり買い物をしたり、休日には海やバンコク市内にも連れて行ってくれました。約3週間でしたが、とても親しくなれました。
タイにはタラートと呼ばれる市場が数多くあり、そこでは食べ物はもちろん、衣料品や化粧品なども売っており、それらが日本に比べると、とても安く手に入れることができます。
食べ物は果物や飲み物の他に、虫を調理したものまで売っていました。(美味しかったです)
私たちが泊まっていたホテルの裏でも毎週の決まった曜日に市場が開催されており、そこでTシャツや食べ物を買っていました。Tシャツは1枚100バーツ(日本円300~400円位)程で買えました。
タイにおいて象は長い間多くの人々に崇められ、大切にされている動物です。
昔は戦争の時に王様は象に乗って戦いに臨んでいました。象は王様を守り先頭を切って戦う、勇気と誇りの象徴とされています。
一方で庶民の生活にも象は欠かせない存在で100年前には多くの象が飼育され人と共に生活し森林伐採などの林業に携わっていたそうです。
現在では林業も廃れ、象の数も減少し絶滅危惧種にも指定されています。しかし林業の代わりに観光で活躍するようになり、今では観光客に大人気になっています。
タイには数多くの寺院が存在しており、それらはタイを代表する観光スポットとなっています。その一方で多くのタイ人も祈りの為にその寺院を訪れています。
立憲君主制をとり、国王陛下を深く敬愛するタイにおいて王宮は大切な場所であり、
また国民の大半が仏教徒であるタイには、王宮地域に限らず街中にも多くの寺院が存在します。
タイの寺院は、想像していたものより、きらびやかで派手なものが多く、驚きました。
また、服装により入場制限が厳しいところや、ほとんどの寺院では本堂に入る際は必ず靴を脱ぎ裸足になるという決まりもありました。
タイには少数民族・山岳民族の人々が住んでいます。
しかしこれらの民族の中には国籍を持たない者がいたりするなど、現在でも様々な問題があります。
私達が見に行った所では複数の少数民族が住んでおり、観光客向けに手作りのお土産などを売ったりして生活していました。
この現地研修で、日本とは異なる生活を経験し、異文化に多く触れることができたのは、私達の中でとても良い経験となりました。
大学での研修は毎日が楽しく、日数が経つにつれて会話ができるようになっているのが実感できて嬉しかったです。
また、研修後半のチェンマイ・チェンライ観光の時に、タイの隣国、ミャンマーへ少しの間でしたが入国することがありました。日本人には、「国境」というものが身近に感じることができないため、入国した時は不思議な感じでした。
約1か月の短期間でしたが多くを学び、タイがより身近に感じた現地研修となりました。
国際文化学科2年 加瀬勇斗