去る12月1日にAsian Launguages Speach Contest 2009が開催されました。 Asian Launguages Speach Contestとは、履修した地域言語でテーマに沿ったスピーチをするという今年で12回目を迎えた国際関係学部主催の恒例行事です。
今回のテーマは「転機」。出場者はこれまで経験した中で自分がどう変わったか、そしてそこからどうしていきたいかということについて3分間という短い時間の中でそれぞれの思いをスピーチしました。出場者は1年生8人、2年生13人、3年生4人、4年生2人でした。
表彰式では大学入学後はじめてペルシャ語と出会ってアジアに対する意識が変わったという内容でスピーチをした伊澤里美さん(国際関係学科1年・ペルシャ語)が観客賞(観客の投票により一番票を集めた人が受賞できる賞)を受賞しました。原田真愛さん(国際文化学科2年・インドネシア語)は、一度は挫折しそうになった言語学習を継続したことで得たことをスピーチし、見事最優秀賞である学部長賞を受賞しました。また、授業毎に行われる小テスト形式で単語習得を目的とした単語マラソンの優秀者、現地研修の写真コンテストの表彰も行われました。受賞作を含むノミネート作品は第2研究棟に続く2階渡り廊下で12月8日まで展示されています。
最後に講評として大石先生から「継続は力なり」という言葉をいただきました。出場者は1年生から続けてきた学習により、その成果がこのコンテストで結実し、スピーチという形になってあらわれたのです。今回スピーチをしなかった学生もスピーチコンテストを「転機」とし、次回のスピーチコンテストにつなげてみてはどうでしょうか。これまで日本語でしか思いを伝えることができなかった者がこうして異なる言語でスピーチできたということはまさに「継続は力なり」、このことこそみなさんの努力の結晶です。今回受賞した学生は1、2年生でした。言語は勉強する年数だけではなく、勉強する中身が重要だということがわかります。3、4年生も1、2年生のパワーに負けないように切磋琢磨していきましょう。