大東文化大学日本文学会『日本文学研究』57号刊行のお知らせ
『日本文学研究』第57号を刊行しました。
目次 | ||
・上代 | ||
『日本霊異記』における類話と在地伝承の問題 | 山口 敦史 | P.1 |
『懐風藻』詩所引の故事と風景-大津皇子詩と中国文学との比較から- | 加藤 有子 | P.11 |
・中古 | ||
『枕草子』一条院内裏「北の陣」についての新見 | 浜口 俊裕 | P.25 |
・中世 | ||
広田社歌合に見る俊成の神祇観について | 檜垣 孝 | P.41 |
頼朝と慈円の「いはし水」と「みかさ山」を詠んだ贈答歌について | 安斎 貢 | P.53 |
・近世 | ||
役者評判記の「相対化」-明治前期諸種評判記の動向より見て- | 池山 晃 | P.65 |
翻刻『俳諧歳時記』(十) | 播本 眞一 | P.79 |
・近・現代 | ||
大江健三郎『燃えあがる緑の木』の〈教会〉-「信仰を持たないもの」の祈り- | 下山 孃子 | P.93 |
川端康成の恋・『掌の小説』の「弱き器」と「母国語の祈禱」を読む | 藤尾 健剛 | P.109 |
伊東静雄『春のいそぎ』試論-自己の「限定/解放/充足」という詩法 | 碓井 雄一 | P.121 |
〈連作〉〈active imagination〉のはじまり-「頭のいい『雨の木』」から | 杉山 若菜 | P.139 |
嶽本野ばら『下妻物語』論 | 野田 茜 | P.153 |
大宰治『斜陽』論-〈復員者〉という視点でみる直治 | 花岡 紗椰香 | P.171 |