Professor

教員紹介

藤井 史果(ふじい ふみか)

【自己紹介】
もともと時代劇が好きだったこともあり、小学生の頃は、図書館で江戸を舞台とした本を片端から借りては読みふけり、生まれ変わるなら江戸の町娘か侍に…と真剣に考えていました。その後、興津要先生の『江戸の笑い』と出会い、すっかり江戸文学の虜に。今は、江戸時代に生まれた多様な文芸ジャンルのなかでもとくに、落語との関係も深い「噺本」を中心に研究をおこなっています。

 

【学生へのメッセージ】
「面白かった」のひとことで終わらせたくない作品、ありませんか。
好きな作品、印象深かった作品を研究対象として読み直すと、一読者としてみていた時とは異なる側面がみえてきます。ひとつの作品をさまざまな角度から検討し、自身の気づきを見逃さず、丁寧にその違和感の要因を探り、ひとつの結論を導き出す。一見、地味な作業にも見えますが、そうしたささやかな作業の積み重ねのなかでしか得られない喜びがあります。文学研究を通して、点が線につながる瞬間の楽しさを体感してもらえたらと思います。

 
【藤井ゼミではこんなテーマで卒業論文が書かれています】

  • 滑稽本の可笑しみについて ―『東海道中膝栗毛』を中心に―
  • 書簡体小説と罪の告白 ―『万の文反古』「代筆は浮世の闇」を中心に―
  • 曲亭馬琴研究
  • 『おくのほそ道』研究

LINK