Professor

教員紹介

宮井 里佳(みやい りか)

【自己紹介】
宮井 里佳(みやい りか)です。2024年度に着任したばかりです。
私は子供の頃から宗教に関心があり、大学・大学院ではインド哲学・仏教学を専攻するかたわら、中国哲学(漢文)の訓練を受け、専門は「仏教学・中国仏教」です。敦煌写本や日本古写本などを使って、浄土教を中心に、中国中世の仏教を研究しています。一方、在野でキリスト教(聖書)の勉強をし、伝統日本仏教寺院に関わったり、インド的な瞑想の実践も行っています。また、現代の宗教事情や宗教とマンガ・アニメ等との関わりにも関心を抱いて、そういった研究も少し行っています。
以上のように言うと、もしかしたら「おかたい人」のように思われるかもしれませんが、残念ながら(?)かなり世俗的です。美味しいものが好き、音楽が好き(近年はクラシック音楽の某ピアニストが大好きで、機会があればコンサートへ行っています)、歌舞伎もよく観に行っています。

 

【学生へのメッセージ】
大学で勉強する意味の一つに、これまでの自分にはなかった新しい考え方・価値観などを学ぶことが挙げられるでしょう。異言語・異文化を学び(中国文学科は「中国」を対象としますが)、あるいは世界の基盤をなしてきた宗教の思想を学ぶと、自分の枠組が大きく広がることを実感するでしょう。そうした成長の実感を積み重ねることが、長い人生の中でほんとうに役に立つことだと私は考えます。


【ゼミのテーマ紹介】
3年ゼミでは仏教・宗教についての基本的な知識を身につけつつ、仏教漢文を中心に主要なテキストを少しずつ読んでいきます。しかし専門知識や技能を習得するだけでなく、どこでも必要になるコミュニケーション力を高めることを心がけます。読む力・聴く力を高めて他者の見解を理解できるようなること、スピーチやプレゼンテーションなどを含めた話す力・報告書はもちろん自分の考えを的確に表現できる文章力、ディスカッション力などを高めていくよう練習を重ねていきます。
卒業論文のテーマについては、これからゼミ生の皆さんと試行錯誤していきますが、中国文化に関わる「好きなこと」を追求してもらいたいと願っています

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