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海外留学に関する基礎知識

留学中の注意点や留学生活について説明します。

カルチャーショック!

当然誰もが海外で突き当たる壁、カルチャーショック。飛行機を降りた瞬間から、環境が違う、文化が違う、食生活が違う、習慣が違う、というのは当たり前という心構えでいましょう。受け入れられない事があっても、「この国ではこうなんだ」と受けとめて欲しいと思います。決して否定したり非難しないでください。日本は日本、海外は海外です。逆の立場になったときのことを考えてみてください。「日本のこの習慣はおかしいよ。」と海外の方に言われたらどんな気分ですか?確かにそうかもしれない、けれどそれは日本の誇れる習慣のはずです。同じように海外の文化も習慣も尊重し、自分なりに受け入れてみることです。きっとどんな事柄にも柔軟に対応できる素晴らしい人に成長するはずです。

勉強ってこんなに大変なの?

夢にまで見た念願の留学生活がスタートしてつかの間、留学先の膨大な学習量に閉口・・・。さらに日本との授業形式の違いに驚き、授業中ついつい尻込みしてしまう、といったようなことが帰国学生たちの報告書から垣間見ることができます。例えば他の国の留学生は、授業中に質問する、自分の意見をはっきり述べる。課題や予習のために、膨大な資料を外国語で読み、どこから手を付けてよいかわからない、などなど・・・。最初の数カ月は慣れるまで大変だと思いますが、その後自分の学習リズムをつかめるはずです。留学先大学の先生や、大東文化の先生にアドバイスを受けることもお勧めします。

ホームシックになった

慣れない環境、知らない土地、家族に会えない寂しさ、日本に帰りたい・・・。この現象は異文化適応へのひとつの過程であって、なにも自分だけが感じるものではありません。こんなときは、誰かに相談することが一番です。同じ日本人の留学生、大東文化の先生、スクールカウンセラー、留学先の国際交流センターや大東文化大学国際交流センターなど、話すことで心労が軽減されることもあります。この困難を自分なりに乗り越えていけば、その後の自分にとって大きな自信につながるはずです。

事件に巻き込まれないように

世界各地に留学している学生さんが事件や事故に巻き込まれるケースがあります。不幸な出来事に巻き込まれないようにするために、日頃から危機管理の意識をしっかり持って行動してください。例えば、夜間の外出は控える、危険地域には行かない、常識ある身だしなみを心がける、車の運転はしない、知らない人についていかないなど、自分で注意できる事柄がたくさんあります。

留学中、特に次の活動は自己責任のもと常識ある行動をお願いします。

  1. 自動車、バイク、乗馬、熱気球の乗船、軽飛行機やヘリコプターなどの搭乗
  2. マリンスポーツ、スカイスポーツ、ロッククライミング、バンジージャンプなど危険度が高いと思われるもの
  3. 留学先での国内外の旅行

危機管理を高める方法

  • 防衛 自分の身は自分で守る
  • 回避 犯罪を誘うような行動、身なりは避ける
  • 情報 現地の安全情報や危険情報にアンテナをはる
  • 同化 留学先の文化に染まる。周囲の行動を観察する

在留届出した?

日本の場合、海外に3カ月以上滞在する日本人は、現地にある日本大使館・総領事館に「在留届」を提出することが義務付けられています。海外で事件・事故・災害が起こった場合、在外公館が在留届をもとに援助活動を行うことができます。外務省のホームページから、最寄の在外公館を調べましょう。在留届は渡航後、最寄の在外公館に郵送します。