身近なテーマで集中的に調査し自分なりの意見や評価を持てるように。
このゼミは現実社会と経済学のつながりを体感しやすいのが特徴です。まずは日本経済全体の動きを景気・物価・財政など多方面から概観し、分析の基礎となるマクロ経済学に触れます。その後、企業の価格・競争戦略について外食・流通・小売などさまざまな産業を例に学び、その背後にあるミクロ経済学に触れます。
2年次で事例分析の手法の感触をつかんだ後、3年次ではゼミ全体で取り組むプロジェクトのテーマを一つ決め、関連する文献を読んだり討論していきます。テーマは身近な企業の比較(<例>マクドナルドとモスバーガー)、身近な問題のデータ分析(<例>猛暑のレジャー施設来場者数への影響)が多くなっています。雰囲気はおおむね和やかですが、討論では時に鋭い質問や意見も飛び出します。
ゼミ生には今、住んでいる市町村、よく行く店、気になる企業など、最初は身近なところからで良いので、事例を一つ決めて集中的に調べ、自分なりの評価・意見を持つ訓練を積んでもらいたいと思っています。そして少しずつ興味関心事を増やし、職場・家庭・地域など、いろいろな場面で的確な状況判断ができる社会人になってほしいと願っています。
経済学部
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faculty of economics