ジェンダーと異文化交流の社会史
明治期以降、外交官、旅行者、商人、宣教師、技師、教師、留学生など、さまざまな国から異なった文化的背景を持つ人が日本を訪れました。
文化の異なる者同士の接触が生まれるなかで、人びとはそれまで「あたりまえ」と考えていた物事を新たな目で見つめることになります。
社会学演習Ⅰでは、開国後まもない日本を訪れ、外国人未踏の奥地を旅した英国人「レディ・トラベラー」イザベラ・バード(1831-1904)の旅行記を読み、彼女の眼を通して、近代化していく日本の姿を観察します。
明治期の日本でイザベラは何に驚き、何に感動し、何を世界に伝えたのでしょう? 彼女との出会った人びとの人生はどう変わっていったでしょうか? 服装、医療、食事、結婚、宗教、教育、人種観など、この輪読の中で見つけたテーマを、いくつかのグループに分かれて「深堀」していきます。
毎週のゼミ活動のもう一つの柱は、「新聞レポート」です。私たちの生活を取り巻く日々の問題に目を向け、レポーターが提示する論点をもとに、議論していきます。
社会学部
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