指導者の基本は選手の問題点を見つけ出し解決策を見いだす力、 そして人間としての成長を促す力を備えること。
本ゼミは器械運動(体操競技)における体の動きを、運動形態学(モルフォロギー)の観点か捉え、技術的な指導方法論を学んでいきます。具体的には、選手の身体動作を観察し続け、競技力を改善する上での問題点を見つけ出し、その解決策を練り出す力を養っていきます。
一般的に、コツや実践方法といった競技経験を通して自分の中に培ってきた感覚を、他者へ言葉で伝えることは大変難しいものです。そのため授業では、まず器械運動の歴史や技の背景を体系的に理解し、その運動特性、指導方法、実践方法を学習します。また観察眼を養うために優れた選手との違いを見る機会も設けています。さらに優れた指導者のコーチング手法を題材に、自分自身が競技指導する際の問題点をさまざまな角度から検討し、その対策を全員でディスカッションします。
優れた選手のもとには、多くの場合、優れたコーチがいます。優れたコーチは人の意見をよく聞き、その情報をもとにして、より良い改善策を導きだすスキルを備えた人が多いです。大学生活の中で、より多くの人と接し、その経験をもとに指導者として人間として成長していってほしいと思います。
スポーツ・健康科学部
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faculty of sports and health science