この大会は、2004年にスタートし「日本の次代を担う若者の人材育成と新事業の創造を目的としたビジネスプランコンテスト」で、キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)は全国的な学生ビジネスプランコンテストとして「若手起業家の登竜門」となっています。本学の受賞は、平成20年に同じ「りそな銀行賞」を受賞(代表:当時経営学部3年大野佳奈沙さん)以来二回目の受賞となります。
今年度は162件の応募があり、セミファイナルには22件、ファイナルに進んだのは10件でした。例年この大会には、東京大学や一橋大学を含む国立大学並びに早稲田大学、慶応大学、明治大学など私立大学を含む30を超える大学や大学院(昨年は36大学6大学院が参加)の学生が参加しています。
キャンパスベンチャーグランプリ(CVG)のような学生ベンチャー支援を目的とする大会は、各地で開催されていますが、全国レベルの本格的な大会はほかに例を見ることができません。本学でも板橋区との地域連携事業である「地域デザインフォーラム(協働研究)」の一環として2002年度に「大東文化大学起業アイデアコンテスト」として開始され、今年度で16回目を迎えます。本学の大会は、「学生に起業意識を醸成し、モチベーションを高めるとともに企業(組織)経営の実体について理解を促し、キャリア支援、起業支援の一助」となることを目的としてきました。これまで本学の大会には経営学部の学生が毎年参加しており、多くの学生が最優秀賞や優秀賞を受賞してきました。このような成果が今回の受賞に繋がったものでもあり、また、同時に、起業家意識が広く浸透してきたことの表れであるといえましょう。今後、学部さらには本学全体がクリエイティブで起業家意識に溢れるキャンパスとなるように、学生の更なる挑戦に期待したいと思います。