経営学部では、3.4年次に同一教員による連続した専門演習Ⅰ・Ⅱ(通称:ゼミ)という授業を行っています。ゼミとは、通常の講義とは異なり、学生も参加する演習です。
では、具体的にどんなことをやっているのでしょうか。
そこで、学生にアンケートをとってゼミの紹介してもらいました!
第8回目の今回は『白井ゼミナール』です。紹介してくれたのは、経営学科4年生の茂木雅祥さんです!
■研究テーマ:ネット社会におけるデータサイエンス
ゼミでどんなことを学んでいますか?
私達は IT 化の進む現代社会において重要なデータの読み解き方を学びつつ,IT と私達がどう関わっていけばよいかについて,日々検討を行っています.TV や新聞で "AI" や"人工知能"という言葉を聞いたことのない人はほとんどいないと思いますが,AI がもたらす恩恵と脅威について具体的に考えたことのある人は少ないのではないでしょうか.
本ゼミでは AI のスペシャリストである白井先生と共にデータ分析を体験しつつ,その体験をバックグラウンドに IT 社会 や AI について広く深く考察することで,社会に貢献できる成果を挙げられるよう,各人が努力を重ねています.
具体的な活動としては,各研究テーマで集まった人達によるグループワークを主体としつつ,
3年生は IT に関連したニュースを交代で発表,4年生は卒業論文を踏まえた研究や分析を行います.
ゼミの雰囲気は?
当事者意識を持った協力的な人が集まったゼミだと思います.白井ゼミはゼミ長をはじめとした係決めをせず,合宿やコンパをする際の幹事等は臨機応変に交代で担当します.また,モチベーションについては人によって個人差は当然あるものの,他人のやる気を邪魔する人は白井ゼミに誰一人存在しません.
グループに分かれて活動していることが多くても,いざというときの学生の団結については他のゼミにも負けないと思いますし,だからこそ,このような形でゼミ運営ができるのではないかと考えています.
このゼミを選んだ理由は?
元々コンピュータや AI の及ぼす社会的影響について興味があり,2年生のときにその分野で学部内の論文を書いた際に相談に乗ってくれたのが白井先生でした.当時は入ゼミしていないのにも関わらず,論文や研究についての真摯で適切な指導と高潔な人柄に触れたため,「白井先生を自らの師匠にし教えを受けることで,データの読み解きや今後の IT 社会に対する考察を深めたい」と考えたため入ゼミしました.
ゼミの先生はどんな先生ですか?
公明正大で人当たりのいい方だと思います.一人ひとりの学生に敬意を持って接してくれる懐の深い方であり,私達のやりたいことに対して真摯に向き合ってくれる方です.そして意外とうっかりしているところもありますが,そのような面も白井先生のフラットな親しみやすさにつながっている気もします.
ゼミのPRポイントをどうぞ!
IT 化の本質は,人間を助け,人間を幸せにし,人間を創造的にしてくれることだと私は思います.データ分析も,自動車の自動運転もスマートフォンも我々が自分の頭で考えながら適切に扱うことにより,より人類を幸福に導いてくれるものではないでしょうか.
私達が未来の社会を形作っていく上で,それらのツールに振り回されず,常に考えながら付き合っていく,それが白井ゼミ門下生の究極的で終わりのない目標だと思います.
本ゼミにはそのような未来のリーダー候補を受け入れ,育成する基盤が整っています.さあ,これを見ているあなたも少しの一歩を踏み出し,私達と共に学びませんか?その少しの一歩が,もしかしたら世界にとっての偉大な一歩になるかもしれませんよ?
最後に、担当教員から一言お願いします!
このゼミは「データサイエンス」という名前は付いていますが,扱うテーマは,料理レシピ,不満データ,ニコニコ動画,プロ野球,ファミリーレストラン,VR・AR,人工知能など極めて多岐にわたり,学生は自由にテーマを選択します.データ分析はなかなか苦労が多いのですが,面白い結果が出たときの喜びはひとしおです.外部発表やコンペティション,他大学との共同作業などもありますので,この分野に少しでも興味があり,かつ積極的にゼミ活動に取り組んでみたい人はぜひお越しください.(白井康之)