第21回英語スピーチコンテスト 学長賞は英語学科の阿部勇太郎さん
大東文化大学学長杯 第21回英語スピーチコンテストが、10月31日(日)にZoomによるオンライン形式で開催されました。
開会行事として、主催者側を代表して内藤二郎・学長からの挨拶のあと、後援をいただいている埼玉県、青桐会からそれぞれお祝いのご挨拶をいただきました。
内藤学長は、今回の事前録画による開催形式の特徴に触れた上で、そこに込められた参加者による日々の英語力向上や発表力の研鑽の成果がどのように現れているか、また、それぞれの参加者が"What I Can't Live Without"(これなしで生きられないもの)という大会テーマに沿って、どのような思いとメッセージを伝えようとしてくるかに興味があると話し、参加者の努力をたたえました。
続いて、埼玉県県民生活部国際課課長の久保佳代子様からのご挨拶が代読され、大東文化大学青桐会会長の永井文子様からはZoom上で直接ご挨拶をいただきました。埼玉県からは高校生部門の最優秀賞である埼玉県知事賞を、青桐会からは大学生部門の最優秀賞である青桐会長賞をご提供いただきました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
今回のコンテストは、英語学科2年生の木野内栞さんが司会を担当し、しっかりとした発音とクリアな声で進めてくれました。予選を勝ち抜いた高校生9名と大東文化大学生9名が、事前に提出した録画スピーチの形で発表をしてくれました。
本選出場者は以下のみなさんです(発表順、敬称略)。
【高校の部】
細川遥海(浦和学院高等学校2年)
近藤陽菜(東海学園高等学校1年)
松本歩(淑徳高等学校2年)
長谷部あいり(新潟市立万代高校2年)
村松麗奈(星野高等学校1年)
天谷優來(富山中部高校2年)
岡野美菜(十文字高等学校2年)
葛山はるか(三田国際学園高等学校2年)
谷口愛依(不動岡高等学校2年)
【大学の部】
岩崎陸(英語学科4年)
鶴巻柊果(英語学科4年)
田口めぐみ(英語学科4年)
阿部勇太郎(英語学科3年)
虎谷怜奈(国際文化学科2年)
鹿崎さくら(英語学科3年)
鈴木玲海(英語学科3年)
橋本彩香(英語学科4年)
佐藤玲美(英語学科4年)
相樂あおい(英語学科4年)
本年度すべてのスピーカーで最も優秀だとして学長賞に輝いたのは、英語学科の阿部勇太郎さんでした。阿部さんは、2年前の同じコンテストで入賞を逃した悔しさを味わったとき、自分が"I can't do it anyway"という思考になっていたこと、その後松下幸之助の言葉に奮い立たされてチャレンジ精神を取り戻した経験を踏まえ、何事も失敗を恐れずやってみることの大切さを訴え、本年度は学長賞を勝ち取りました。
大学生の部では、最優秀賞が田口めぐみさん (The Existance Who Gives Dreams)、優秀賞が相樂あおいさん(Laughing Makes Me Happy)、奨励賞が橋本彩香さん(Music Is Always on My Side.)に授与されました。
高校生の部では、埼玉県知事賞(最優秀賞)が天谷優來さん(What I Can't Live Without)、優秀賞が細川遥海さん(Importance of Family and Friends)、奨励賞が松本歩さん(Oxygen on This Blue Earth)に授与されました。
コンテストの締めくくりに、審査委員長のジョンソン教授が総評と挨拶を述べました。長年このコンテストの審査に携わっている経験から、毎年スピーチのレベルが向上していること、それは参加者の努力の賜物であるとたたえられ、動画による審査に当たった審査委員や運営に携わったスタッフへの労いが述べられました。
今回はZoomを使った事前録画による開催でした。本人の顔(口元)が写っている限り、従来は認めていなかったスライドやマルチメディア情報の提示なども認めた上で動画を作成・提出していただき、それをコンテスト直前に審査しました。素朴にカメラに向かって自分の言葉で語りかける効果的なスピーカーもいた一方、スライドなどを効果的に活用し、視覚でも訴える形でスピーチを行なっていた参加者が多く、ICTスキルの浸透ぶりに感嘆しました。当日に生の舞台でパフォーマンスを行うの緊張感はないものの、スピーチをいかに効果的な映像として仕上げるかも大きな要素となったコンテストでした。