Western Michigan Universityに留学している濱岡佑帆です。
今回は授業についてお話したいと思います。私は現在、Academic English, Gender&Women’s Studies, Religionの3クラスを履修しています。Academic Englishは主にリーディングとライティングを中心に、最終的にリサーチペーパーを学期をかけて1つ書きます。授業内ではエクササイズを必ずグループで行い、スピーキング、リスニングも実践できるようになっています。リサーチペーパーは与えられた期限までに授業外で自分で書き、インストラクターのフィードバックをもとに自分で書き直していくシステムです。難しいところもありますが、インストラクターとのコミュニケーションがしっかりしている分、自由にできます。
Gender&Women’s Studiesですが、この授業を履修しようと思った理由は、日本ではあまり学ぶ機会がない分野を学びたいのと、この学問がアメリカで始まった、比較的新しいものであるからです。この授業では最近日本でも問題になっている、社会での男女間のギャップ、同性婚、移民問題など様々な人間のアイデンティティに関することをアーティクルをもとにディスカッション形式で学んでいきます。たくさんのリーディングの課題とディスカッション形式の授業に不安はとても大きかったのですが、プロフェッサー自身が英語母語話者ではなく、留学経験者であるので、授業内外で手厚くフォローしてくれます。プレゼンテーションの際にはクラスメイトにもプロフェッサーにもすごく助けてもらいました。クラスでアジア系は一人だけなので、授業の内容によっては肩身の狭い思いをしたり、悔しい思いをしたりしたこともあります。ですが、それ以上にこの授業を履修したおかげで、アメリカと日本の違いをユニークな角度から学ぶことができました。そして、自分が日本人であるという誇りを持ち、外国の人々に日本とは何かアピールする大切さ、必要性を感じました。また、一番強く感じたことは、義務を果たさずに権利は主張できないということです。私個人の意見ですが、この学問が日本で発達していけば、日本の未来はもっとよい方向に進んでいくのではないかと思います。
また、先日学校内でドラッグクイーン、ドラッグキングのショーがあり、友人と見に行ってきました。LBGTQの人々にこういった機会を学校側が与えるところにアメリカらしさを感じました。
Religionではヒンドゥー教、仏教、キリスト教、イスラム教の4つの宗教の基本を広く大きく学びます。日本では少しタブー的な存在である宗教を自由の国であるアメリカで学ぶのは面白いと思い履修しました。また外国の人々にとって宗教とは大きなアイデンティティの1つであり、異文化を理解し共存していくには宗教理解は必要不可欠だと思います。また、プロフェッサーがとても面白い人で仏教がメジャーで、日本に留学経験もあり、授業の合間に日本に関する動画をアメリカ人学生に見せて日本文化の広めてくれています。
先日私の誕生日の際にはたくさんの友人が誕生日カードを書いてお祝いしてくれました。改めてWestern Michigan Universityに留学できて良かったと思いました。最高の場所で最高の人々と過ごす機会を得られたことに感謝しています。留学期間は1か月を切ってしまいましたが、大切な友人たちと過ごす時間、日本では得難い学びの時間を大切に過ごしたいと思います。