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レポート英語圏

【アメリカ】北マリアナ大学

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こんにちは。サイパンにあるノーザンマリアナズ大学に留学している加村孝介です。8月の前半にこちらに来てから早いもので既に4ヶ月が過ぎました。大学では秋学期の期末テストが一段落つき、冬休みに入りました。冬と言っても、気温でなんとなく季節を感じられた日本とは違い、サイパンは気温の上がり下がりが全くないので冬の実感がわかないですが。サイパンと日本の違いをこういった生活の節々に感じています。今回は大学の授業とサイパンの生活についてお話ししようと思います。

<授業>
前回のレポートの通り、私は英語のクラスを2つ受講しました。私がとったリスニング・スピーキングの授業のクラスメイトは全員中国人、韓国人といったアジア人で、10人に満たないほどの少人数で構成されています。全員の英語のレベルは低くとも会話を中心とした授業内容で、不自然な英語を発見したら即座に訂正してくれる先生や、なんでも質問しやすい雰囲気など言語を学びやすい環境だと感じました。
リーディング・ライティングの授業では雰囲気がガラッと変わり、周りのクラスメイトはローカルが多く、英語のレベルも高く感じました。英語の文章の読み方もそうですが、自分の受けた英語教育では一度も学ぶことのできなかった、英語を使った様々なエッセイの書き方を学びました。下書き、本書、校閲、訂正のステップを繰り返す中で、英語の表現や文章を書く上での小さいコツなどを教わり、充実した時間を過ごすことができました。

<生活>
サイパンで一人暮らしをしてみて最初に困ったのは水問題でした。日本の水道水とは違い、サイパンの水道水は飲むことができません。そのため、宅配水を頼むか重いペットボトルウォーターを買わなければなりません。お水の残量に注意を払いながらの生活は思ったよりも面倒くさいです。
サイパンには公共交通機関がほぼありません。自分のような車を持っていない人は、どこか行く際には毎回タクシーを呼ぶ必要があります。しかし、サイパンのタクシーは毎回どこまで行ってもなんとたったの3ドルです。それを利用したり、自転車で向かったり、友達に送ってもらうなどして小さい島を毎日駆け回っています。
サイパンの文化は基本的にいろんな文化が混ざり合っています。今でこそアメリカ合衆国の自治領ですが、日本に占領されていた過去から日本にルーツを持った現地人も多いです。また、観光で有名なことからロシア、中国、韓国の文化も入り込み、本当に様々な人種、言葉を感じることができます。それぞれの文化を知り、理解し、国際的な人間になりたいです。

授業の一環として、グループでレシピを英語で書き出し、それを作り、みんなに披露しました。バングラデッシュ人の友達が本場さながら様々なスパイスを駆使して作ったチキンカレーには圧倒されました。

私のような海外からこの大学に学びに来ている学生たちが主体となりインターナショナルウィークが開かれました。各国の物語を話したり、伝統料理を作ったり映画を鑑賞したりしました。私は日本代表として、お蕎麦を披露しました。

サイパンの綺麗な海の様子です。無加工です。この綺麗な海を目当てに、今日も多くの観光客が訪れています。