こんにちは。国際関係学部国際関係学科4年の村山彩夏と申します。私は昨年の2月からオーストラリアのゴールドコーストにあるグリフィス大学付属の語学学校で英語を学びグリフィス大学の3期目から大学の授業に出席しています。今回はグリフィス大学での学びを中心に紹介していきます。
まず私は10月に語学学校での授業を終え、12月よりグリフィス大学で授業を受けています。私の大学への進学の方法は語学学校の大学準備のコースを卒業し入学するという形をとりましたが現在は大学入学基準がIELTSのスコアでの入学も可能です。(基準が下がったため大学の授業を受けたいと考えている方は語学学校の期間にIELTS受験を考えてみてもいいかもしれません。)
[授業]
現在私が受講しているのは消費者心理、デザインの歴史、ワイン学、心理学基礎の4つのコースです。正規の学生ではなくスタディアブロードという枠になるため様々な分野から関心のあるコースを選択できるのはとても魅力的であり留学生の利点になると思います。
授業に関してですがセメスターが始まる前は未知の世界でどのような感じなのだろうとたくさんのことを考えました。もちろん授業についていけるだろうかなど不安も含めてです。まずは英語力についてですが語学学校でしっかりと勉強を積めば問題はないと感じました。さらにほぼすべての授業のスライドはMy Griffith (DPポータルのようなもの)に事前にあがっており講義自体も録音されすぐに掲示されます。つまり単語などの英語力に関しても含めて予習復習がしっかりとできる環境が整っています。また課題、テストに関しても細かい指示は受講しているコースのページから確認することができます。
[大変だったこと]
課題をクリアすることが最も大変だと感じます。まず上記にも書いた通り講義の内容は理解できますし楽しんで学ぶことができました。しかし課題はつらいと感じることが何度かありました。まず課題に取り組むためには多量のリーディングが基本的に要求されます。英語力は上がったと感じるもののまだまだ日本語と比較してみるとはるかにリーディングのスピードは遅いのが現実です。オーストラリアの大学の課題をこなすということは私たちが大学でレポートを書く際に参考する多くの文献を英語での読解になるため課題に取り掛かる以前に情報収集の段階ですごく時間をとられました。またそれぞれ文献や論文により知らない単語の数や表現法の数が全く異なり時間配分にも苦労しました。例えば30分で読み終わると考えていたものに1時間かかるということがよくありました。(多めの時間想定をしておくと締め切り前に少しは楽になると思います。)
さらに私が大学での授業を始めた3期目はほとんどのコースがインテンシブコースで通常の1~2期目よりも約4週間縮めたコースになっています。しかし一方で講義の数や課題の数は基本的には変わらないことが多いため始まりから終わりまで常に課題に追われているという形になっていたことがとても大変でストレスがたまるなと思いました。
[思うこと]
大学での授業を始めて少したって私が感じたことは英語力を伸ばしたいという思いです。私は留学する前は英語だけでなくもっと専門的なことが学びたいと思っていましたがオーストラリアに来て英語を学び表現の幅が増えていくうちにさらに英語力を伸ばしたいという思いが強くなったように感じます。もちろん大学での授業は私の興味のある分野について学んでいるため楽しいです。また日本では得られない価値観や体験ができ全て新鮮です。しかし大学は語学学校ではないため課題や授業の準備に時間がかかり英語力に視点を置く余裕があまりありません。なのでもし英語力を高めたいというのが第一の目標で留学するのであれば私は語学学校ですべての機会をフルに活用して学ぶということも一つの方法かなと思いました。(リーディングに関しては大学での授業を始めてから伸びを感じますが)
残りの生活は本当にわずかとなりましたが自分の成長を感じる部分への達成感と、まだまだこれから努力が必要だと感じる部分が半々の状態かなと思います。しかし大学生の私にとってとても価値のある1年になったことは事実です。もちろん楽しいことばかりではなくつらいこともありましたが機会がある方はぜひ挑戦して欲しいと思っています。
ありがとうございました。