こんにちは。アメリカのワシントン州BellinghamにあるWhatcom Community Collegeに留学中の経営学部経営学科2年片貝明日香です。5月の上旬から始まったこの留学生活も残すところあと少しとなりました。そこで、この1年間を振り返るとともに、WCCの授業の事をレポートとして報告します。
●授業について
Whatcom community collegeではインターナショナル生は大きく分けて2種類の授業を受けることができます。1つはネイティブ以外の生徒が受ける英語のクラス。通称ESLA。もう1つはネイティブの生徒と混じって受け、英語以外の会計学、数学、美術など、色々な科目のあるアカデミッククラスです。ESLAで取っている授業のレベルが一定以上になるとアカデミックのクラスを履修できるようになります。ESLAについては1回目のレポートで触れたので、今回はアカデミックのクラスについて書こうと思います。Whatcom community collegeでは様々な科目を学ぶことができます。一般教養科目では数学、生物、化学、天文学、美術など。専門科目では会計学、ビジネスコンピューティング、主にトラベル関係の職業に就きたい人が多く履修するホスピタリティなどがあります。その他にも、スペイン語、中国語、フランス語など多くの種類の言語を学ぶことができます。私が履修した中でも興味深いと思ったのは数学の授業です。まず、数学の授業を履修登録する前に数学のレベル分けテストを受ける必要がありました。高校を卒業してから留学に来ている人は、高校卒業程度のクラスに振り分けられる事が多いです。授業では主に数Ⅱ,数B,数Ⅲをしていました。日本の数学と同じところもありますが、個人的に日本では省略していた式を省略しないなど、日本と比べると手間のかかる解き方をすると思いました。また、関数の分野ではグラフを書く際に関数電卓というものを使います。初めは使い方が分からなくて四苦八苦しました。数学を勉強したのは高校以来で、色々と思い出しながらで大変なこともありましたが、問題を1門1門解いている感覚がなんだか懐かしく、楽しかったです。専門科目も新しい知識を得たり、先生の興味深い話など、とても面白いものばかりでした。
●1年を振り返って
この1年、学校での授業以外にも多くの事を体験し、自分の見聞を広めることが出来ました。そこで、特に思い出に残っている人、良い経験だったと思った事を、おおまかにではありますが、ここにまとめて私の留学生レポートを終わりにしようと思います。
・ホストファミリー
私のホストファザーとマザーは2人ともWhatcom community collegeの先生で、ファザーは数学の先生なので数学を教えてもらったり、マザーは大人のクラスの英語の先生なので、英語の教え方がとても上手く、よく習っていました。3人の子供たちとも、よく一緒に遊びながら英語を練習しました。家族全員スパニッシュも喋れるバイリンガルで、スパニッシュも教えてもらいました。また、ハロウィンやクリスマスなどイベントの時にアメリカ流の楽しみ方を教えてもらって一緒に過ごしました。この約一年間とても私を気にかけてくれたお陰でとても充実した生活を送ることが出来ました。
・アメリカでできた友達と学校の先生たち
この1年クオーター制だったということもあり、多くのクラスを履修して、また、多くの友達に出会いました。ESLAのクラスでは中国、台湾、香港、ベトナム、ドイツ、ウクライナ、エチオピア、ドミニカ共和国などなど様々な国の、年齢もまちまちな多くの友達に恵まれました。アカデミックのクラスでも、私に興味を持って話しかけてくれたネイティブの友達と仲良くなることが出来ました。また、どの科目の先生たちもとても気さくで、授業がとても楽しかったです。
・学校生活
クラスにもよりますが、毎日授業があって、沢山課題もでて、毎日とても忙しく、1日1日がとても濃いものでした。それでも自分の英語力を伸ばす為だと思い、友達と共に毎日頑張ることが出来ました。たまにある週末のスクールトリップは毎学期種類が豊富で、どれも良い経験になりました。
これらの他にも多くの人と接し、多くの事を経験し、学びました。ここで全てを書くことはできませんでしたが、この1年の経験を自分の糧にして、自分の進路に生かしていきたいと思います。この1年の留学を支えてくれた方達に感謝して、私の留学生レポートを終わります。ありがとうございました。