こんにちは。今回2回目のレポートを書かせていただきます、文学部日本文学科4年の久保木です。私はオーストラリアのゴールドコーストにあるグリフィス大学に約8ヵ月ほど交換留学をしています。このレポートでは主に大学で受講している授業について、そして後半に少しだけ学校以外での活動について書いていきたいと思います。
・大学の授業について
私は大学付属の語学学校を卒業した後、7月の2学期から大学の授業を受けることになりました。交換留学生は正規の学生と比較すると受講できる授業に少し制限があり、基本的には留学生用にリスト化された授業の中から自分が興味のあるものを3~5つ選ぶというような形になります。私はそのリストの中から、音楽、英語論文、アジア学の3つの授業を選択しました。音楽の授業では、世界の音楽がジャンルごとにどのような特徴を持っているか、また世界のアーティストたちが音楽を通してどのようにアイデンティティを表現しているか、などを学びました。ワールドポピュラーミュージック、という面白そうな授業名に惹かれて選んだのですが、音楽の理論を理解するのが難しく、課題のレポートをこなすのにもとても苦労したので、正直この授業に一番手こずりました。2つ目には英語論文の書き方についての授業を取りました。英語で論文を書く際には、細かく、厳しいルールに従わなければいけません。留学をすると課題やテストなどで英語論文を書く機会が増えると思うので、このような基本的な論文の書き方を教えてくれる授業で学んだことは、他の授業の課題にも適用できて非常に役に立つなと思いました。最後はアジア学の授業です。この授業では日本を含めた東・東南アジアの歴史や政治、社会そして時事問題のことなどを学びました。オーストラリアの視点から日本を1つの外国として扱い、客観的に見つめるというのは私にとって新鮮な感覚だったので、とても興味深い経験が出来たなと思います。
・学校以外での活動について
高校時代に吹奏楽部に所属していた経験もあり、最近は市の吹奏楽団体に週2回ほど参加させてもらっています。活動内容も厳しすぎず、緩すぎず、程よい環境の中で自分の大好きな楽器を演奏することが出来るので、ストレス解消に役立っています。また、メンバーの人達も気さくで優しい人ばかりなので、居心地もよく、この時間が現在の生活の一番の楽しみとなっています。このように自分の好きなことをしながら現地の人と交流ができるのは、勉強の息抜きにもなり、また英語学習のモチベーションにもつながるので、一石二鳥の良い経験が出来ているな、と実感しています。
・最後に
オーストラリアで勉強していく中で、思うように行かなくて苦しいことも多々ありましたが、その経験を通して、行動力や新しいことに挑戦する勇気など、人間的な面で成長出来ているような気がします。10月の後半からはまた新しく3学期が始まります。この3学期が私の最後の学期となるので、これまで学んできたことを最大限に生かし、悔いの残らない留学生活になるように頑張りたいと思います。