こんにちは。今回、最後となる3回目のレポートを書かせていただきます、文学部日本文学科の久保木です。私はオーストラリアのゴールドコーストにあるグリフィス大学に約1年間交換留学をしています。このレポートでは、大学での授業や年末年始の長期休暇について、そして最後に自分の留学生活全体を振り返った感想を書いていきたいと思います。
・大学での授業について
私は語学学校を卒業した後、2学期目から大学での授業を受けることになりました。2学期では、12週間で3つから5つの授業を受講するというのが普通でしたが、3学期では、多くの授業がインテンシブコースという、本来ならば12週間のうちで行う内容をその半分の6週間で行うというような形になります。期間が短くなると言っても、内容や課題が減るわけではありません。期間が短い分、毎週の授業数が増えたり、インターネットを使って各自でオンライン講義を確認したりと、2学期と比較するとやることが多く、忙しい期間であると思います。私はこの最後の学期で人文学系の授業を2つ、心理学の授業を1つ受講しています。社会科学の方は既に終了していますが、この2つの授業内では、主に人間性について学びました。人間とは何か、といったような、曖昧ではっきりとした答えを含まないような内容が多く、難しいと感じることもありましたが、自分の意見を持つことを常に求められたため、創造性が鍛えられた良い授業であったと感じます。心理学の授業では、人間の心と体の関係について、生物学的な知識を加えながら学んでいます。私は生物学の知識が全く無いので、聞いたことの無いような専門用語をたくさん覚えるのにはとても苦労していますが、人間やその他の動物における心理と行動の関係性は非常に興味深いものだと感じています。
・年末年始の長期休暇について
年末年始には、約2週間の長期休暇がありました。オーストラリアは南半球に位置しているため、夏にクリスマスと新年を迎えます。この期間中は町中で多くのイベントが開催されていました。例えば、クリスマスの期間中は、ブリスベンというゴールドコーストに近い大きな都市では盛大なパレードなどが行われたりしていました。私が参加させてもらっている吹奏楽団体でも、きれいに装飾されている住宅街や教会などでクリスマスキャロルを演奏しました。新年を迎える瞬間は各地で花火があがります。私はサーファーズパラダイスというビーチで年越しを経験したのですが、その瞬間は広い砂浜が一面人で覆いつくされ、まさに圧巻の光景でした。
・留学生活を振り返り
長いようで短かった私の留学生活もあと1ヶ月で終わりを向かえることになりました。勉強やそれ以外の面でも何度も落ち込み、悔しい思いをしてきましたが、そのような経験があったからこそ、この留学が自分の人生の糧になったと感じています。自分の成長を感じるのみでなく、甘さや弱さなど、課題も多く発見することが出来る1年となりました。最後に、ここまで助けてきて下さった方々、本当にありがとうございました。