こんにちは。文学部英米文学科4年の宗像和輝です。イギリスに来てから半年が過ぎました。自分の留学生活における考えや、私がいるエガムという町について話したいと思います。
【私の留学に対する考え】
ここでは3つ:留学の目的、日本人との過ごしかた、留学前にすべきだった後悔について書きたいと思います。
学部留学のため、文学を勉強するのが目的ではあります。それだけではなく、もう一つのメインの目的は、イギリス人のみならず、さまざまな国の友達と繋がることです。ロンドン大学では、英語を母国語としている国からや、英語力が高い学生が各国から多く集まります。日本にいた時とは違い、2、3ヶ国語を母国語、上級レベルで話す学生が自分の周りに多くいることです。これらの状況は、頭の良さだけではなく、様々な育ち背景を象徴しているのだと思います。彼らと一緒にいることによって、自分にはない国際的な感覚を多く得ることができます。たとえば、フランス人の子と飲む時に、その子はワインにこだわりをもったりしています。フランスからの視点でワインを見ることができます。このような些細な感覚こそが、自分が他の外国人と繋がるときに、自分の中で生きて行く感覚なのかなと信じてます。また普段、彼らと過ごすことによって、英語力の向上を求めなくても、自然に英語力はあがると思います。
次に、留学はあまり細かいことは悩まないことが大事だと思うのですが、イギリスにきた時、他の日本人学生との過ごしかたには、かなり考え、悩みました。しかしながら、ここロイヤルホロェイにいる日本人学生や交換留学生は、英語を普通に話し、自分よりも明らかにレベルが高いです。それゆえに、その人たちにも多くの外国人の友達がいることです。私がいる日本人のコミュニティには日本人だけではなく、その子の友達、他の国の子も混ざります。つまりは、日本人がいる環境で過ごす時でさえも、英語は普通に使い、むしろ自分の人脈も広がります。結果として、日本人と過ごすことが悪いと結論づけるのではなく、日本人とどのように過ごすべきなのか、どのような日本人と過ごすべきなのかを考えたほうが、自分の留学生活をより謳歌できるのだと思います。少なくとも、ロイヤルホロウェイ全体にいる日本人の数は多くなく、その中でも良い人が多いので、お互いに良い関係を結んでいるのかなと思います。
最後に、一つ後悔していることは、留学前に英語をもっと勉強しておけばよかったことです。イギリス人だけではなく、他のヨーロッパやアジアの国の人たちと同じ授業にいますが、英語のレベルが天と地の差だと感じました。日本の英語教育のみではたどり着けない領域だと感じてはいますが、彼らに近づくために、日本でできることはたくさんあったような気がします。留学生活だけで英語力を伸ばそうとする考えは捨てるべきだと思いました。
【エガム】
エガムについてです。ロンドン大学ロイヤルホロウェイがあるエガムは、治安面において、留学にとても適している場所だと思います。エガムはロンドン中心街から西側へ、電車で1時間半くらいの場所に位置します。一軒家が多くあり、自然が豊かで、ロンドンから近いとは思えないくらい静かな街です。しかし、近くに高級車で有名なフェラーリのお店や、大学付近の道路でロールスロイスをよく見かけます。つまり、富裕層も過ごす場所なので、ホームレスなどは見かけなく、ロンドンの中、付近でも比較的治安の良い街だと思います。夜に出歩きますが、危ないと思ったことはありません。
【旅行】
冬休みは、ポルトガルのリスボンとポルトに旅行に行きました。イギリスとは違い、天気が毎日快晴で暖かかったです。ポルトワインが有名で、ご飯も安く美味しく、毎日赤ワインをのんでいました。自分は、英語を公用語としていない国に行くのは、初めてだったので、かなりドキドキしていました。しかし、ポルトガル人、みんなが英語を普通に話すので、何も不自由がありませんでした。治安がとてもよく、とにかく人がとても優しかったです。イギリスからは飛行機で3時間程度、時差もないのでおすすめの国です。