こんにちは。セントクラウド大学に留学をしています、英米文学科4年の飯田です。こちらも冬が終わり、徐々に暖かくなってきました。冬は極寒の日々が続いており、マイナス10度前後の気温の中で生活することはごく当たり前です。1・2月はマイナス30度まで下がったこともあるため寒さ対策は念入りにする必要があります。そんなセントクラウドでの生活も残りわずかとなってきました。これが私の最後の留学レポートとなりますが、今回は自身の留学生活を簡単に振り返りたいと思います。少しでも留学に興味を持っている方やこれから留学をする方の励みになれば幸いです。
この留学生活を簡潔にまとめると、“ずっと駆け抜けていた1年”でした。
昨年5月の語学学校から始まり、普段は授業や課題、予習などで1日が終わってしまうのが現実です。リーディングの量が多くて追いつかない時もあります。学部の授業は進むスピードも速くて予習も多いので、学期の半ばは特に大変だと思うことがよくありました。しかし、そんな中でも色々な人との出会いがあったり、週末には友人とパーティー、お出かけなど楽しいこともたくさんあります。むしろ、メリハリのついた生活スタイルの方が私は好きだと感じています。このように、目の前にあることを必死で取り組んでいたらもう帰国が近づいている!というような感じです。留学前はやっていけるかなとか不安に感じると思いますが、勉強に関してはやるべきことをしっかりやっていれば先生方も分かってくださるので、あまり心配をしすぎる必要はないです。
アドバイスとしては、なんのために留学をするのかしっかり目的を持っておくことが大切です。留学生活の中で物事が上手くいかず落ち込んだり、自信を無くしてしまうことが何度もあるかと思います。そんなときになんで留学することを選んだのか、など振り返り自分と対話をすることで自分自身への励みになります。留学中でも楽な方にいこうと思えばいくらでもいけてしまうので、留学という貴重な体験を無駄にしないためにも目的をはっきりしておくと良いと思います。
たった1年間の留学ですが、その中でもたくさんのことを吸収し、語学力だけでなく内面的にもひとまわり大きく成長することができました。ミネソタ州にあるセントクラウドという町も留学をしていなかったら人生の中で訪れていなかったかもしれません。しかし、留学を通してこの町と出会い、そこでたくさん勉強し、今後も連絡を取り合うであろう友人もでき、とても充実していた1年でした。この経験をこれからの人生に生かせるように、そしてお世話になった方々に恩返しができるように、これからも頑張っていきたいと思います。