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【アメリカ】ウェスタンミシガン大学

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 こんにちは。アメリカ、ウェスタンミシガン大学に留学している英米文学科4年の市川真樹です。今回のレポートが最後のレポートとなりますので、春セメスターの授業や生活の様子、そして冬休みの過ごし方などをお話ししながらこれまでの約10か月間の留学生活の振り返っていきたいと思います。

 

[授業面]

 春セメスターでは対人関係におけるコミュニケーション学と現代アメリカ社会の問題について考える社会学の授業を主に履修しています。コミュニケーション学の授業ではコミュニケーションのプロセスを学ぶだけでなく、国や文化の違いがどのようにコミュニケーションに影響しているのかなども含めて学んでいます。また秋セメスターに履修した心理学の分野も少し扱うので、前回の授業で得た知識と関連付けながら学ぶことができ、とても興味深い授業です。また社会学の授業では、実際に約10か月アメリカで生活していて、アメリカの社会問題を実際に目にし、感じたこともあり、もっと深く学びたいと思い履修しましたが、授業では自分が意識していなかった問題にも気づくことができたとともに、アメリカ人の意見を実際に聞くことができ、多くの刺激を受けながら学ぶことが出来ています。

 

[生活面]

 春学期が始まってからの生活面での一番の出来事といえば、一月下旬に寒波の影響で気温が―28度まで下がり、体感温度はー38度という今まで感じたことのない寒さを経験したことです。ニュースによると防寒せずに外に出ると約5分で凍傷を引き起こしてしまうほどの寒さのようでとても驚きましたが、ミシガンでしか経験できない貴重な経験となりました。また秋学期には授業の時間割の関係ですることができなかった日本語クラスのTeaching Assistantのボランティアをしています。Teaching Assistantとは教授の補佐のようなポジションで日本語を学んでいる生徒のお手伝いをしています。私がお手伝いしているクラスは生徒のほとんどが日本語を勉強し始めてまだ半年ほどの生徒がほとんどですが、授業もほとんど日本語で行われ、生徒も理解をしているようで積極的に発言している姿を見て私自身も学ぶことが多く、言語を習得するうえで大切なことを彼らから学び多くの刺激を受けています。また冬休みは寮を出なければいけないのでロサンゼルスにいる友達を訪ねてからグランドキャニオンあたりを旅行しました。初めて目にしたグランドキャニオンは自然が作り出したとは思えない景色に圧倒されとても思い出に残っています。西海岸は気候も良くビーチもあるのでミシガンとは異なった空気を味わうことができていい気分転換をすることができました。

 

 これまでの約10か月間の留学生活を振り返ってみて、日本では得ることのできない本当に多くの経験ができました。言語も文化も違う国での生活を通して、楽しかったことや嬉しかったこと以上に辛かったことや不安なこと、失敗も沢山してきました。しかしこれらのすべての経験が自分を見つめ直し、成長へとつなげてくれる大切な機会だったと思います。また、ここまで背中を押してくださり、サポートをして下さった先生方、国際交流センターの方々、両親、そしてこちらでできた友人に感謝の気持ちで一杯です。残りの留学生活も短くなってきましたが、最後まで気を引き締めて一生懸命励んでいきたいと思います。