みなさん、こんにちは。文学部教育学科4年の小池はるきです。2019年3月からアイルランドの首都ダブリンの学校に通い、日々勉強に励んでいます。留学をしてから2か月半が経ちますが右も左も分からないこの地での海外生活は、一言で言うと大変です。全てが初めての環境と日本語が通じない世界に飛び込むということは簡単なことではないと痛感しました。この日を迎えるまでたくさんの苦労はありましたが、毎日、新しいことが学べるこの環境はとても新鮮で充実した日々であると自信を持って言えます。自然豊かでフレンドリーな国民性を持つ、このアイルランドでの滞在について紹介していきたいと思います。
・授業について
午前の9時から夕方の4時ごろまで授業を受けます。授業内容は、教科書に沿って行われ、文法やスピーキング、リーディングスキルをそれぞれの授業で学んでいきます。グループセッションでは、与えられた話題について話し続けるという練習が行われます。日本人やアジアの人は、積極性に欠ける部分があるため、他国の生徒に比べて発言を遠慮したり分からない問題を自分で解決しようとしたりする場面がよく見られますが、授業は間違いを恐れる場所ではないということを頭に置く必要があると実感しました。なぜなら、他国の人は文法ができなくてもどんなに下手な英語を使おうと関係なく、自分の意見を自分の言葉で先生に伝えようと努力しているからです。ネイティブスピーカーには、違った文法を使っても必ずくみ取ってくれるのでとにかく失敗を恐れないということの大切さを学びました。
・休日について
Bank holidayやEster dayなど日本では体験できない休日を過ごしています。学校がない土日にはクラスメイトと観光スポットに出かけたり、博物館や歴史ある古い建造物を見に行ったりとアイルランドならではの文化を楽しんでいます。また、公園にいる人に話しかけたり日本食レストランで日本好きな外国人と語りあったりすることも個人的な練習として組み込んでいます。また、サークルのような活動に積極的に参加して英語を話す機会を増やしています。アイルランドは比較的天気が変わりやすく、雨や曇りの日も多いです。晴れの日が少ないため、天気の良い日は気晴らしにクラスメイトとヨーロッパ最大級の公園でピクニックをしたり友達の家で開かれるパーティーに参加してお互いの国の伝統料理を振る舞ったりと休日を楽しく過ごしています。比較的どこへでも路面電車やバスで移動できるので便利に感じています。
・留学生活について
今日まで、本当に多くの多国籍の人に出会うことができ、英語を使って各国の異文化を学び、たくさんの人たちとの触れ合いができるこの環境は、毎日がとても新鮮で充実しています。この地にきて改めて気が付くことが沢山あり、この環境で勉強に励むことができていること、言葉で言い表せないほど感謝の気持ちでいっぱいです。留学をして2か月半が経ちます。もちろん、留学生活は、簡単なことではないと想像していましたが私は、想像以上に異文化の地に住むことの辛さや苦しさを実感しました。自分の気持ちをうまく表すことができないもどかしさは、やはり苦しいです。毎日頭をフル回転させ、英語をくみ取ってさらに、自分の気持ちを英語で表すことの難しさはここにきて改めて実感しました。しかし、日本にいた時より多くの刺激を受けることができ、様々な国の方と交流する中で異文化を学ぶことができるこの環境は、視野を広げることができるとともに自分を更に成長させてくれています。