こんにちは、スポーツ・健康科学部スポーツ科学科3年の薗田瑞穂です。
今私はオーストラリアのゴールドコーストにあるグリフィス大学付属の語学学校に留学しています。今回が第1回目のレポートになります。
もともと英語ができるわけでもなく、体育教師を目指しているスポーツ科学科の私がなぜオーストラリアに留学に来ているか?その点も含めて今のオーストラリアでの生活や思うことを書いていこうと思います。
そもそも私は英語の学力があるわけでもなく、特に最初の1ヶ月はホームステイ先でも学校でも悔しい思いをたくさんしました。ボキャブラリーも少なく文法も中学レベルで伝えたい事を伝えられないってこんなにしんどくてもどかしいと実感しましたがホストファミリーも学校の先生もとても優しく間違っていれば直してくれて、理解しようと努めてくれました。分からないところを質問すればしっかり答えてくれます。3ヶ月だった今もたくさん思うことはありますが少しずつできるようになっていると実感はありますし、友達とおしゃべりしたり遊びに行くことはとても楽しいです。
最初の1ヶ月はホストファミリーと生活をしていました。お父さんがラグビー選手だったことや4人いる子ども達はみんなスポーツをやっていて私はラグビーの練習などにも連れて行ったもらいました。一緒にラグビーをやったりバスケや家にある大きなトランポリンではしゃいだりと遊びや習い事からスポーツとの関わりや文化に気づくことができました。U8の子どもたちが果敢にラグビーに取り組む姿はとてもカッコよく、これが普通ならラグビーが強いのもオーストラリアで人気のスポーツなのも納得です。
私は幼少から続けている柔道を大学でも続けています。オーストラリアには高校生の時にできた友達が何人もいて、これもオーストラリアを留学先に選んだ大きな理由の1つでもあります。縁あって今私はこちらでもクラブに入り柔道ができる環境にいます。もちろん日本ではないので練習内容も濃さも違います。ですがみんな柔道が好きという事に変わりはありません。日本の技術を求められることもあれば私が学ぶこともあります。そしてみんなとても親切にしてくれます。私は毎週末はブリスベンまで行きいくつもの道場に練習に行くのですが、そこで出会う先生や仲間たちは私が困っていれば助けてくれて、練習環境を提供してくれたりします。試合に出た時もゴールドコーストの道場の先生や友達、ブリスベンの先生、友達がサポートも応援もしてくれました。学校の先生と友達も応援に来てくれて日々人と人との繋がりや優しさを感じる毎日です。柔道をやっていると日本人と出会うことができるので様々な話が聞けたりと嬉しいのですが、もちろん練習や会話は英語なのでスピーキング・リスニングの勉強にもなります。頭も身体もフル活用です。
ろくに英語もできない私が今出来ている経験は学生という今だからできることでもあると思います。日本にいる送り出してくれた家族や先生方には本当に感謝しています。オーストラリアで人脈を増やし視野を広げることで私が目指している体育教師としての力量も1人の人間としての幅も広がるはずです。留学とは離れていると思われるスポーツ科学科の私がなぜ留学に行ったのか、スポーツ科学科に所属している私だから感じることができる異文化との交流や繋がりとは何か。残りの時間を無駄にしないように日々大切に貪欲に過ごしていきたいと思います。