こんにちは。国際関係学部国際関係学科 4 年、森田聖奈です。私は現在、協定校留学制度を使い、韓国の木浦市にある国立木浦大学に3月から留学しています。韓国に来て約2ヶ月が経過し、やっと現地での暮らしに慣れてきたところです。 このレポートでは、授業や日々の生活について書きたいと思います。
・授業
私は現在、人文学部の日語日文学科に所属しています。前期は語学堂をメインにしたいと思い、学科の授業は少なめに2コマ履修しています。
まず、学科の授業は2パターンあり、1.5 時間を週2コマか、3時間を週1コマの2つです。授業は基本的に全て韓国語で行われ、テストも韓国語です。日語日文学科の授業は日本に関する授業がほとんどで、歴史や文学、現代文化などジャンルは様々です。韓国で日本について勉強するのは最初は不思議な感覚でしたが、現地の人たちが日本をどのように見ているのか、日韓関係についてどう考えているのかが授業を通して分かるので、面白いです。出席は Heyoung というアプリを通して行われます。このアプリは DB ポータルのような役割もあり、随時チェックするようにしています。課題は PPT で提出するものが多く、個人やグループで発表する授業が多くあります。また、4 月の3週目から中間考査があり試験期間は学校内のすべての施設が24時間利用できます。徹夜で試験勉強をしている人がとても多く、日本ではあまり見られない光景に驚きました。
次に、語学堂は月曜日から金曜日の週5日で、朝の9時から昼の1時まで4コマに分けて授業が行われます。学部生の場合、学部の授業を優先させないといけないので空いた時間に語学堂に通っています。授業は主に TOPIK 対策の内容で、級に分かれてクラスが構成されています。私は現在4級クラス(中・上級)で、筆記問題の対策授業を受けています。クラスは、モンゴル、ベトナム、インドネシアなど様々な国籍の人で構成されており、1クラス10 人から 15 人程度の小規模で授業が行われています。
・生活
[寄宿舎]
韓国では、大学の寄宿舎に住んでいます。私の部屋は 6 人部屋で、全員同じ時期に来た日本人です。寄宿舎の管理費には食費も含まれており 1 日3食、食堂で食事ができます。学期単位の支払いで 3 月から 6 月の費用は 1,419,000 ウォン(日本円で約15万円)でした。寄宿舎の中には、コインランドリー、コンビニ、食堂、休憩室、ジム、自習室があり不便なく生活できています。寄宿舎は校内にあるので、通学にも時間がかからずとても便利です。
[学祭]
4 月2日・3日の二日間、春の学祭が行われました。日本にはない行事なので、とても新鮮でした。屋台やキッチンカーで美味しいものを買って食べたり、ステージではアイドルやラッパーのライブを見ることができます。夜には校内でお酒を飲む学生たちも多く、二日間があっと言う間に終わりました。秋にも学祭が開かれるので、それも楽しみです。
[MT]
MT とは『membership training』の略で、大学の仲間と一緒に行く短期合宿のようなものです。韓国の大学では MT が学部単位で行われ、私の学部は 4 月 4 日・5 日の二日間でした。バスで1時間30分程かかる場所に行って、ランダムで構成されたチームごとにレクリエーションをしたり、一緒に料理をして先輩後輩と仲を深めることができました。MTでは朝までお酒を飲み明かすのが恒例で、学部の先生たちとも一緒にお酒を飲んだり、全てが新鮮でとてもいい思い出になりました。
[休日]
休日は、友達と市内に遊びに行ったり学校の近くのカフェで勉強したりしています。木浦市内にはロッテマートや映画館など多くの娯楽施設があります。また海沿いの街なので、景色も良く、海産物が人気で観光地としても有名だそうです。また、バスで1時間ほどの場所には広州市という大きな都市もあります。
・終わりに
ソウルには何度も行ったことがありますが、木浦は初めてだったので土地勘もなく最初 はとても不安でした。しかし友達に恵まれたおかげで今は毎日、楽しい生活を送っています。これから期末考査や TOPIK に向けて、より一層勉学に励みたいと思います。